オリンピック男子決勝 フランスがポーランドを下し2大会連続の金メダルを獲得
パリオリンピック2024の男子バレーボール競技は現地8月10日(土)に決勝が行われ、フランス(予選総合ランキング4位)がポーランド(予選総合ランキング6位)を3-0で下し、東京2020オリンピックに続く連覇を達成した。 【フォトギャラリー】決勝のその他の写真 ■パリオリンピック2024男子 決勝 フランス 3-0 ポーランド (25-19,25-20,25-23) 1976年のモントリオールオリンピック以来となる金メダル獲得を目指すポーランドと、地元パリでのオリンピック連覇を目指すフランスの対決となった男子決勝。 第1セット、フランスがヌガペトのサービスエースで最初のブレイクを奪うと、ポーランドのミスもあり8-6。中盤にフランスはシネニエズのクイックなど3連続得点で17-11とリードを広げる。ポーランドはサーブで攻めたが追いつくことはできず、パトリのスパイクで25点目を奪ったフランスがセットを先取した。 第2セットはポーランドがレオンのスパイクで先行するが、フランスがすぐにブリザールのブロックで4-3と逆転。ポーランドがレオンのサービスエース、コハノフスキのブロックで4-6と再び前に出れば、フランスは10-12からブリザールの連続ブロックなど4連続得点で逆転。ポーランドはフォルナルのブロック、クレクのスパイクなどでまたもリードしたが、フランスは18-19からパトリのサービスエースなど4連続得点で22-19とひっくり返し、最後はクレブノのサービスエース、パイプ攻撃など3連続得点でシーソーゲームを制してセットを連取した。 第3セット、ポーランドがクレクのサービスエースでリードを奪うが、フランスはルゴフ、クレブノのブロックですぐに逆転し5-4。ブロックに捕まったフォルナルに代えてシリフカを送りこんで7-7の同点となったあと、フランスがクレブノのブロックで12-10とリードしたが、ポーランドはクレクに代わってコートに入ったボウドゥの活躍もあり16-14と逆転に成功。しかし、フランスはヌガペトの好レシーブでつないだボールをパトリが決めて17-17の同点に。18-18からリリーフサーバー、ジュフロワのサービスエース2本を含む6連続ポイントでマッチポイントを迎える。ポーランドがレオンのサーブで攻めて24-23まで追い上げたものの、最後はレオンのサーブがアウト。フランスコートに歓喜の輪が広がり、会場に詰めかけた地元の大応援団が大歓声で祝福した。 フランスは、男子バレーボール競技で旧ソ連(1964、1968)、アメリカ(1984、1988)に続いて連覇を達成した。