アレイシ・エスパルガロの特別ヘルメットに『京友禅』をKabuto潜入取材。レプリカ発売も決定/MotoGP第16戦日本GP
2024年MotoGP第16戦日本GPが開催されているモビリティリゾートもてぎ。日本メーカーのKabutoのヘルメットを使用するアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)は、日本GP限定のスペシャルカラーで参戦している。オージーケーカブトのレーシングサービスに取材に行くと、ヘルメットのお披露目まで取材できたため、その様子をお届けする。 【写真】アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)のヘルメットが気になるマーベリック・ビニャーレス/2024MotoGP第16戦日本GP MotoGPでは2022年にレミー・ガードナーが着用を初めてからレーシングギアデビューを果たしたKabutoのヘルメット。昨年からはアレイシ・エスパルガロが愛用しているが、日本GPではWorldSBKライダーとなったガードナーもワイルドカード参戦しているため、最高峰クラスは2名が使用していることになる。 アレイシ・エスパルガロは2023年の日本GPでもスペシャルヘルメットを用意。自転車競技も好きな彼は『弱虫ペダル』とコラボしたカラーリングで走っていた。今年も日本を連想させるデザインを彼が望んだため、Kabutoのスタッフとデザインについて話し合ったという。 Kabutoは自転車用のヘルメットも販売しており、パリオリンピックでは日本代表の選手をサポートしていた。そのデザインをKabutoのスタッフが提案したところアレイシ・エスパルガロが気に入ったため、今年はパリオリンピックの自転車競技ヘルメットと同じデザインとなった。 アレンジもされており、彼のゼッケン『41』が右側に、『ありがとう』の文字が後部に入っているため、Kabutoとアレイシ・エスパルガロ、そして日本GPらしい一品となった。 多くのライダーが日本GPではスペシャルヘルメットを用意しているが、Kabutoのこだわりはそれだけではない。スタッフバッグは京友禅で作られており、ヘルメットがバッグに入っていても日本らしい美しさが際立つ。本物のため、京友禅の承認マークもついているのだ。 モデルでライダーの多聞恵美さんがKabutoで和柄のデザインのヘルメットをコラボしたことがあるが、その繋がりで多聞さんがKabutoと京友禅をつなげたようだ。京友禅も違う業界で広めたいという想いもあり、京友禅のスタッフバッグが実現した。 これに加えて、日本GPで今回使用しているカラーリングのレプリカが数量限定で発売することもレースウイーク中に発表された。アレイシ・エスパルガロが気に入り、早い段階でデザインが決まったからこそ日本GP中に発表できたのだという。 ヘルメットはグランドスタンド裏のオージーケーカブトのイベントブースで展示されているので、現地で観戦される方は確認してほしい。 [オートスポーツweb 2024年10月06日]