大阪府・吉村知事が定例会見5月14日(全文4)早期に危険察知する仕組み必要
指数関数的に増えたら、もう医療崩壊
なので実際に振り返ってみたら、コロナの重症病床、これはもう数字でもオープンにしてますが、確保してる重症病床を超えたコロナの患者数、重症者って出てきた時期があるんです、4月の頭だったと思いますけど。そのときどうしたのっていったら、もうそれぞれの病院に個別にお願いして、コロナの重症患者を受け入れてくれっていうのを個別にお願いしてなんとか対応したということです。もしあれがあのままずっと続いて指数関数的に増えたら、もう医療崩壊ですよ。 というような状況になるのが、これはコロナだし、コロナの重症病床を確保するっていうのがいかに難しいかっていうのは僕らも肌で感じてるので、わっと僕が号令掛けてすっと確保できるもんじゃないんですね。なのでそういった意味では、ちゃんとコロナが増えたときには確保できるっていうことを条件にした稼働システムっていうのを今、指示をしているところです。 司会:ほかにご質問ございますか。
最後、行き着くところはICU
吉村:だから本当は【僕も 01:12:09】言うたけど、そういう場合に備えて僕は今のうちにハード設備だけでも、ICUセンターみたいなのを、僕は、国立のICUセンターつくってくれっていうのはそういうところに趣旨があるんですよ。ICUセンターつくるっていったら、いや吉村、おまえまた分かんない、医療現場のこと知らないのに言ってんなみたいなことを言う人もいると思いますが、なんでかっていうとそこで、ICUで一番必要なのっていうのは人なんですよ。お医者さんであり看護師さん、実は設備があればいいもんじゃなくて、そこがなかったらまったく機能しないんです、ICUっていうのは。じゃあICUセンターつくったら、どこの病院でどんだけ人出すんですかっていう話をすると絶対、話は、これは前に進まないからやらないってことになるんですよ。 だから人の話はちょっともう置いといて、まず箱をつくろうと。急激にわって増えても箱は急にはつくれないから、箱をつくってきちんとしたICUに合う酸素【管 01:13:00】、それから酸素の圧力ってあるんですけど、そういうのも設備だけつくっとこうと。ひょっとしたらそこに人はもう無人のICU施設だから、もう使わなくて終わるかもしれないけども、もしオーバーシュートしたときには多くの人の命を救うことになるよと、それが。これはやっぱり、さっき言ったように今188確保してるけど、一挙にこれを300とか400確保できないから、それをつくっておきましょうよっていうのが今の僕の国に対する提案です。 もしそうなったときに、じゃあ人どうすんのってなるけど、そこはもうそのとき日本国民一致して考えたらいい。僕はなんとかなるとは思うんですけどね。こんなこと言ったらまた、吉村、無責任だって言われるかもしれないけど、ないほうが僕は無責任だと思うし、それに費用が掛かるじゃないかっていうんですけど、今のこの予算を見てると、皆さん、僕も含めて10万円配る予算で12兆円ですから、それから見たらすずめの涙みたいな金額で、これはつくれるので、津波が来るときに今、防潮堤で一生懸命、高い防潮堤とか耐震やってるのと同じように、それより目に見えたリスクが近いわけだから、僕はそれをつくるべきじゃないかなと。 だからICUセンターの発想も、いかにICUを確保するのが難しいか。そしてそれが非常に重要であるかと認識してるからです。諸外国の例を見ても解除基準っていうのはICUがどんだけ空いてるかっていうのをやっぱり条件にしてる国が多いですから、最後、行き着くところはICUだなというふうに思ってます。 司会:次のご質問、先ほど手を挙げられた4名の方でもう、すいません、お時間、最後その4名の方で終わらせていただきます。