SKE48・青木詩織さんが地元で凱旋ライブ 無料ライブを企画する焼津市の狙いは?
焼津市長が激励に
後半にはこの人も登場しました。 ●焼津市 中野弘道市長 「おしりんは親善大使として、SNSを使ったり、いろんな方法で、全国に焼津をPRして、たくさんの人が焼津市にきてくださいました。まさにスーパーアイドル中のスーパーアイドルです。SKE48は卒業しますが、これからもみなさんに応援していただきたい」 これまでの労をねぎらい、中野市長と焼津市のマスコットキャラクター「やいちゃん」から青木さんに花束が贈られました。 そして午後7時半、最後の曲「DADAマシンガン」でライブは幕を閉じました。アンコールも含め17曲が演奏されました。
今までにないくらいやり切った!
●青木詩織さん 「今までのライブにないくらいやり切った感がすごい。お客さんに満足していただけたら嬉しいです」 Qもうじき卒業ですが、活動を振り返って 「私は地元のお仕事でいい思いをしてきて幸せでした。その同じ気持ちを後輩のみんなにも感じてほしい。後輩は努力家の人が多いんです。何もない私でもここまでできたので、うまくいかないことがあっても、腐らずがんばってほしい」 青木詩織さんは11月30日にSKE48を卒業します。卒業後の進路は未定だということです。
なぜ焼津市が無料ライブを企画したのか?
今回は一見、普通のアイドルのライブですが、焼津市が企画し、入場料無料という「異例」ともいえるものでした。なぜ焼津市がライブを企画したのでしょうか? ●焼津市 石原隆弘市長戦略監 「私たちは、最終的には移住・定住人口を増やそうとしてますが、その前の段階として、そこににつながる『関係人口』の関係づくりをすすめています。例えばふるさと納税をした人とか、焼津市のものを買った人とか、焼津市に宿泊した人とか」 総務省によれば最近注目される「関係人口」とは、「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様にかかわる人々をさす言葉です。「『関係人口』と呼ばれる地域外の人材が、地域づくりの担い手となることが期待される」としています。 ●焼津市 石原隆弘市長戦略監 「今回青木さんやSKEを通じて、関係人口作りをしたいな、ということでこのライブを企画しました。ライブを通じて焼津に来てもらうことは一番大事ですが、アンケートを取ることでいらっしゃった方の意見を聞き、それをこれからの取り組みに反映したいと思っています」 Q今回来場した方の7割が県外の人でした。 「名古屋を中心に県外の方がたくさんいらっしゃっています。そういう点では私たちの狙いが成功したと思っています。ネットの反応も好意的です」 Q無料じゃなくてもよかったのでは? 「関係づくり、情報収集をすることで、中長期的に見て焼津のファンを増やす、そういった取り組みなので、このライブで、市が利益を得ようとは全く考えていません。でも、こんなに評判がいいんだったら、有料でもお客さんがきてくれたのではと思います。(笑)」