「子猫がいる!すぐ来て!」姉の一言で動き出した運命 空腹のあまりキャリーケースに飛び込んだ命は、家族を癒やす存在に
こゆきちゃんに伝えたいこと
こゆきちゃんは、お転婆で元気いっぱい! 家の中を縦横無尽に走り回り、兄猫たちのおもちゃでよく遊びます。 「兄猫たちのために買ったおもちゃは、すぐにこゆきが使い始めてしまいます。しかも、遊びすぎてすぐに壊してしまうため、こゆきの手の届かないところにおちゃを置くようにしました。すると、こゆきは、カーテンレールの上に登ってまでおもちゃを取り返そうとするのです。その姿に、思わず、笑みがこぼれてしまいます」 また、夜中、飼い主さんがトイレに立つと戻ってくるまで待っていてくれる優しいところも。 「私が戻ると、こゆきは足の甲に乗ってゴロンと寝転がるんです。そのまま撫でていると安心して眠りにつきます。私はというと寝返りが打てず腰が痛くなることもありますが、こゆきの寝顔を見ていると不思議と苦になりません」 こゆきちゃんは、外に向かって鳴くことがあります。その様子を目にすると飼い主さんは切なくなることもあるそうです。 「かつて、こゆきを里親さんの元へ届けて帰る途中、車の中で泣きながら『ごめんね』と何度も謝りました。トライアルがうまくいかず戻ってきたときは、『もう絶対に手放さない』と心に誓ったのを覚えています」 今では、飼い主さんの大切な家族の一員として、たくさんの愛情を受けながら過ごしているこゆきちゃん。 「これからも惜しみなく愛情を注ぎ、こゆきには幸せな日々を過ごしてもらいたいと思っています」 こゆきちゃんは、これからも、健やかに成長し、先住猫たちや飼い主さんとともに温かく穏やかな時間を重ねていくことでしょう。 (まいどなニュース特約・梨木 香奈)
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