駅伝シーズンの風物詩! ナイキ「EKIDEN PACK」の中身に迫る
ナイキは毎年、年末年始の駅伝シーズンに向けて「EKIDEN PACK(エキデン パック)」コレクションをリリースしている。大舞台で「EKIDEN PACK」のレースシューズを着用した選手たちが躍動する姿は、年末年始の日本の風物詩のひとつと言えるかもれない。 2023年の「EKIDEN PACK」は左右で異なるカラーを採用した「ナイキ アルファフライ 2(NIKE ALPHAFLY 2)」と「ナイキ ヴェイパーフライ 3(NIKE VAPORFLY 3)」が話題となったが、今年の「EKIDEN PACK」はどんなテーマのカラーが採用されたのだろうか。
松明からインスピレーションを得たファイヤーパターン
「EKIDEN PACKは10年以上続くコレクションで、常に駅伝からインスピレーションを得たデザインが取り入れられてきました。今回のEKIDEN PACKは、駅伝が誕生して間もない頃に、夜道を走るランナーのために道を照らしていた松明の炎からインスピレーションを得たファイヤーパターンが採用されています。 また、この炎のデザインは、2002年に発売されたエア ストリーク スペクトラム プラスというモデルから取り入れたものでもあります。エア ストリーク スペクトラム プラスは、日本の駅伝ランナーの意見を聞いてデザインされたストリーク シリーズの一足で、ナイキの中でも伝説的なモデルとなっています」とEKIN(エキン/ナイキのプロダクトのテクノロジーやイノベーション、開発背景やストーリーを伝える担当者)の太田諒さん。
レース本番から日々のトレーニングまでをサポート
今回の「EKIDEN PACK」のフットウエアは、「ナイキ アルファフライ 3」「ナイキ ヴェイパーフライ 3」「ナイキ ズーム フライ 6(NIKE ZOOM FLY 6)」「ナイキ ライバル フライ 4(NIKE RIVAL FLY 4)」の4足で構成されている。それぞれを細かく見ていきたい。
「ナイキ アルファフライ 3」は言わずと知れたトップレーシングモデル。前足部に搭載された2つのエア ズーム ユニット、クッション性に優れたズームエックス フォーム、カーボン製フライプレートが三位一体となって大きなエネルギーリターンを生む。 交通事故で亡くなってしまったケルビン・キプタム選手が、2023年10月のシカゴマラソンで2時間0分35秒という驚異的なタイムで男子マラソンの世界新記録を更新した際にも「ナイキ アルファフライ 3」を着用していた。 さらにパリ五輪の女子マラソンで優勝したシファン・ハッサン選手、2024年10月のシカゴマラソンで女子選手として初めて2時間10分の壁を突破したルース・チェプンゲティチ選手がレースで着用しているのも「ナイキ アルファフライ 3」だ。