【40代・50代におすすめ】重炭酸浴で知られる大分の「クアパーク長湯」。大人女子一人旅でも楽しめます!<前編>
貴重な重炭酸泉で知られる大分県の長湯温泉。重炭酸泉により血行促進効果が高まることで、健康維持や免疫力の向上、不調の改善に期待大。高血圧などの病気予防をはじめ、不眠、肩こりや腰痛、更年期症状など、お悩み解消を求めて多くの人が訪れるそう。美容エディターの中込久理さんが、人気の温泉療養複合施設「クアパーク長湯」をレポート。
「日本にはたくさんの温泉がありますが、大分県竹田市の長湯温泉には世界的にも数少ない重炭酸泉があります。パワフルな健康効果があると聞いて以前から興味津々。先日、ついに訪れることができました! 向かったのは2019年にオープンした『クアパーク長湯』。歩行湯や露天風呂、ジャグジーなどがある温泉棟、宿泊棟、レストランを備えた温泉療養複合施設です。 『クアパーク長湯』は大分空港からクルマで1時間半。山々の大自然に囲まれた芹川のほとりにあります。こちらは温泉棟のエントランス。素朴な雰囲気のこの界隈にあっては、かなりオシャレなイメージです。 長湯温泉の歴史は古く、最古の文献は奈良時代の『豊後国風土記』にさかのぼります。江戸時代には湯治場として栄え、昭和の時代にドイツで温泉治療学を学んでいた松尾武幸博士によってその泉質が研究されました。1987年に花王の温泉調査により長湯温泉の炭酸ガス濃度が湯温40℃を越えるものとしては極めて高く、国内では比類のない貴重な温泉であることが判明したそうです」
「写真は、温泉棟内にある往復100mの歩行湯。重炭酸浴をしながらゆっくり運動できて、寝湯や足つぼ刺激を楽しめるゾーンもあります。 長湯温泉は地下水に高濃度の炭酸ガスが溶解していて、さらに血管を拡張させる重炭酸イオン(アルカリ性のミネラル)が多く含まれているのが特長。天然の炭酸ガスは高温だと抜けてしまうため、ぬるめの湯がたくさん湧き出る長湯温泉は高濃度の重炭酸浴ができる希少な場所なんです。カルシウムやナトリウム、鉄分などの温泉成分がとても豊富で、数年すると排水口に成分が石のように体積してしまうほど」