22歳の美大生が描いた虎の日本画に衝撃 躍動感あふれる作品に「今にも飛び出しそう」「一休さん捕まえて」の声
「絵から飛び出してきそう」「一休さんの屏風の虎はきっとこれ!」――見事な虎の日本画が、X(ツイッター)で2万件を超える“いいね”を集め、大きな話題を呼んでいます。作者はなんと現役大学生。作者の五嶋 伶那 ryouna goshima(@Goshi_Kichi)さんに詳しい話を聞きました。 【写真】「一休さんも逃げ出しそう」 迫力満点な虎を描いた作品 実際の投稿 ◇ ◇ ◇
「自分の理想的なかっこよさで描けるのかを試したかった」
話題になったのは「日本画で虎を描きました」とポストされた、猛々しい虎の日本画虎の日本画。口を大きく開けて牙をむき出し、激しい息遣いが聞こえてくるようです。 この投稿をしたのは、東京藝術大学で日本画を学んでいる五嶋伶那さん。現在3年生で、22歳です。この絵を描いた理由は、「実在する“虎”というモチーフを、どれだけ自分の理想的なかっこよさで描けるかを試したかったからです」と語ります。 また、現在7000近くいるフォロワーは、以前投稿した龍の絵をきっかけにフォローしてくれた人が多いそう。そのため「『龍以外にもかっこいい絵が描けるんだぞ』と知ってもらいたくて投稿しました」と教えてくれました。 投稿には2.1万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「すごい、絵から飛び出しているように見える」「一休さんの屏風の虎って、これだー!! ってなった」「パッと見、油絵みたいに感じたけど日本画なんですね! 躍動感あってかっこいいです」「一休さんに縄で縛ってもらわねば」などの声が寄せられ、絵の迫力に圧倒される人が続出しています。
制作期間は約1か月 仕上がりに満足
制作に約1か月かかったという作品には、随所に五嶋さんのこだわりや、強い想いがこもっています。 「僕が思う虎のかっこよさは、キレのある模様、でかい手、筋肉質な体、迫力のある表情など、形によるものが多いと思ったので、スケッチを元にしながら自由に作り変えてかっこよさを表現しました。また、地面を力強く踏み締める姿を、絵全体を通してうまく表現できたと思います!」 今回、多くの人が評価してくれたことについて、五嶋さんは「描いた絵が世間の人に評価されていてうれしいです。僕はなるべく多くの人に感動を届ける絵を描きたいと思っています。なので、専門的なコメントだけでなく、『かっこいい!』みたいなシンプルなリプライも喜ばしかったりします!」と胸の内を明かしてくれました。 五嶋さんはXだけでなく、インスタグラム(ryouna_goshima)でも積極的に作品を発表し続けています。これからも数多くの名画が誕生するのが楽しみですね。
Hint-Pot編集部