【85分間の数的不利……苦しい上海戦で川崎の主将・脇坂泰斗が示したもの(2)】味方を生かすための「全部、自分がやらないと」の意味……サポーターに「次に向かう姿勢を見せたかった」
“らしい”プレーだった。10人であっても関係ないと言わんばかりである。10月23日のACLE第3戦。上海申花のホームスタジアムに乗り込んだ川崎フロンターレの脇坂泰斗は、敵陣で押し込もうとするチームの真ん中にいた。 ■【画像】一人少ないACLE上海戦で奮闘……川崎フロンターレの脇坂泰斗のプレー場面■ 前半5分でマルシーニョが退場処分となったことで、数的不利なまま時間を経過。前半24分に失点を喫したものの、まずは追いつくべく、後半、時間が経過するとともにボールを持つ動きを強める。 相手を引き付けてパスを出すプレー、GKチョン・ソンリョンから直接パスを引き出すポジショニング、後半アディショナルタイムの苦しい時間でも裏に抜けようとする走り、そして、ピンチとなれば最終ラインまで全速力で戻る――。 「あれはもう“全部、自分がやらないと”と思って。GKから受けて、前進してっていうところは、もう自分がやらないと」 そう脇坂は振り返るが、「全部、自分がやらないと」の文字から受けるようなエゴはない。むしろ、他の選手が見せていたいくつかの場当たり的な攻撃を見ながら、「よりゲームを難しくしてしまう」と考え、そうならないように、背中でけん引した。 「ある程度 相手を引きつけて、味方を半歩だったり、一歩ぐらいフリーにさせるのは得意であるので、それができたシーンもありました」 味方がプレーしやすくなることで、チームを押し上げたい。脇坂のプレーの根源には、その思いがあった。
■サポーターに伝えたかったもの
上海のチーム状況も、冷静に見ていた。 「体力的なところで相手が少しばてて、切り替えも遅くなって縦の間延びがあったので、間・間で受ければ前進できるシーンがありました」 そう話すが、「決定的なチャンスを作れたわけではない」と悔しさを見せる。そして、「それを10人でもやれるように、攻めのところでリスクを冒すところと、冷静に判断するところ。ミドルシュートも打てるチャンスだったと思うので、もっとやっていきたい」と次につなげる覚悟も見せる。 勝利したい気持ちが脇坂を突き動かすが、その理由の一つがサポーターの存在だ。中国・上海に乗り込んだその数は、170人。2階席から必死に声を送る存在に、脇坂は視線を向けていた。 試合後の挨拶でも、そのサポーター席に感謝するように手を叩き続けた。ロッカールームに戻る順番は、最後尾になっていた。 「中国にあれだけ大勢のサポーターが駆けつけてくれたので、感謝の気持ちがありました」 その時の胸の内をこう説明する脇坂は、「次に向かう姿勢を見せたかったですし、来てくれた感謝もそうですし。これで今シーズンが終わったり、敗退したわけではないので、そういう気持ちを伝えたかったです」と続ける。
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