実は、思春期の子どもの心を傷つけている「親の4つのNG行動」
――子どもの前でこんなことは避けて!――
●子どもの前で親自身が不平不満ばかり言っている 親のネガティブな言動を日常的に見せられると、自然と模倣し、ものごとをネガティブに捉えやすくなる。家庭内の雰囲気もわるくなり、緊張し、不安を抱きやすくなる。 ●先生の批判ばかりしている 批判することは大切。だが、学校はサービス産業ではない。消費者的な視点でクレームをつけていると、子どもも学校に不信感を抱くようになる。学校生活や学習への態度が消極的になる。 ●友だちや友だちの家庭を値踏みしている 思春期の子どもにとって、同世代の友だちは重要な存在。友だちや友だちの家庭にランクをつけて値踏みし、誰とつき合うべきかを選別するのは、子どもを傷つける行為。また子ども自身が差別的に人を値踏みするようになる恐れも。 ●友だちをつくることを過度に促している 子どもは社交的であることに不必要なプレッシャーを感じる。孤立感を強めたり、無理に友だちをつくろうとしたりしてストレスを感じる。また、内向的な性格の子にとっては、自己否定の気持ちが強まってしまう。
舩渡川智之