自分仕様にも彼女仕様にも! 究極の一台にオーダーできるロールス・ロイス「カリナン・シリーズⅡ」
とくにシリーズⅡでは、インフォテイメントシステムがアップデートされ、車内で音楽や映像がよりハイクオリティで楽しめるようになっているうえ、「デュアリティ・ツイル」(二重綾織り)という凝った織りのファブリックのシート地も選択可能になりました。
オーナーが自らハンドルを握る、孤高のラグジュアリーSUV
しかし、しかしですよ、ロールス・ロイス本社の担当者によると、カリナンに乗るひとの「98%」が自分でハンドルを握るんだそうです。カリナン・シリーズⅠの発表は2018年。以来おかげで、ロールス・ロイスのオーナーの平均年齢は56歳から43歳に、グッと若返ったといいます。 実は、この余裕あるサイズのSUVを積極的にドライブして楽しみたいっていうオヤジさんのために、もう1モデル、いいものが用意されています。それが「ブラックバッジ・カリナン・シリーズⅡ」。先代のカリナン・シリーズⅠやゴーストなどにも設定されている、若々しい仕様で、車内のインフィニティマークがいわば商標です。
ブラックバッジ・カリナン・シリーズⅡは、標準モデルに対して、出力が少し上がっています。加えて、足回りが少し硬めになり、ハンドルを切ったときの操舵感覚もやや重厚に感じられます。ふたつのモデルはキャラクターが違っていて、好みに合わせて選ぶ楽しみが用意されているといえます。
日本での価格は、「カリナン・シリーズⅡ」が4645万4040円、「ブラックバッジ・カリナン・シリーズⅡ」が5415万4040円(ともに税込)。たいていの人は、それに自分仕様の特別注文を加えるとのこと。いや、この場合、彼女仕様の特注、ですかね。
■ Rolls-Royce Cullinan SeriesⅡ (Black Badge Cullinan SeriesⅡ)
全長×全幅×全長/5355×2000×1835mm ホイールベース/3295mm 車重/2725kg エンジン/6750ccV型12気筒、全輪駆動 最高出力/420kW(441kW)、最大トルク:850Nm(900Nm) 価格/4645万4040円(5415万4040円)
文/小川フミオ 写真/Rolls-Royce Motor Cars