経営のプロが教える「仕事や作業時間を短くする5つの前提」
マロミが“時間繰り上げ”の達人に聞く! 『「仕事を短くやる」習慣』の著者・山本大平さんに教わる 暮らしのタスクにも使える“短くやる”メソッド
話題のビジネス書の著者である山本さんが、ひとつひとつの作業に時間がかかりすぎるマロミに、“短くやる”メソッドをレクチャー。
教えてくれたのは
●山本大平さん 戦略コンサルタント/事業プロデューサー 経営コンサルティング会社 F6 Design代表。データサイエンスを駆使した企業再生リブランディング、生産性改革を得意とする。著書に10万部超えとなった『トヨタの会議は30分』(すばる舎)、『「すぐやる」よりはかどる! 仕事を「短くやる」習慣』(クロスメディア・パブリッシング)など多数。
「すぐやる」よりはかどる! 仕事を「短くやる」習慣(クロスメディア・パブリッシング)
ちなみに山本さんのスケジュールは?
これまでコンサルタントとして、300社以上とかかわってきたという山本さんには、こんな気づきが。 「業務を短くできている会社ほど、勢いがあって業績がいいんです。会議が必要以上に長かったり、情報やデータが社内で共有されていなかったりすると、当然ですが非効率的。“すぐやる”ことも大切ですが、“短くやる”は着手後の各工程の効率を上げることを指しています。タスク時間を短縮できれば、新たな企画を考えるなど意義あることに手が回るし、プライベートの時間を増やすことも可能」(山本大平さん) では、“短くやる”ためのポイントは? 「まずは現状把握を。例えば、多くの人は料理の前に冷蔵庫の中身を確認して材料を出すと思うのですが、仕事ではそれをせず、すぐ着手しようとするケースがけっこうあるんです。必要な情報が不足していればリサーチする、過去の似たような企画書を探しておくなど、抜け・もれ・ダブりを先に把握することで、結果的にムダなく進められて最短時間に。あと、僕はメールも返信がマストなものだけ返し、儀礼的なやりとりは避けて、お礼などは直接伝えます。会食も“2次会は行かないキャラ”を徹底。要・不要の判断を的確にするのも、短くやるコツです」(山本大平さん)