【バドミントン パリ五輪2024】「初戦から気合いを入れて臨めるし、自分たちの力を出しきるだけ」(永原)
7月20日、パリオリンピック・バドミントン競技(フランス/アリーナ・ポルト・ドゥ・ラ・シャペル)に出場する日本代表が、決戦の地であるフランス・パリへ出発した。ここでは、出発前の囲み取材に応じた松本麻佑&永原和可那(北都銀行)のコメントを紹介する。 【パリ五輪2024】女子ダブルス 予選リーグ・組み合わせ ――出国前にして今の心境は? 永原 前回は東京五輪で、日本から離れることがありませんでしたが、今回は、パリに出発ということで、すごく楽しみな気持ちでいっぱいです。 松本 現時点では、ワクワクの気持ちがいっぱいという感じです。 ――グループリーグは中国、インドネシア、マレーシアと同組。厳しい組み合わせになった 永原 (相手を知ったのは)練習中でしたけど、ライブ配信を見ていた人から結果を聞いて、マジか! と最初は思いました(笑)。でも、自分たちの力を出しきる目標は変わらないし、出しきらないと勝てない相手。あの組み合わせでは、どの試合もタフ。初戦から気合いを入れて臨めるし、本当に自分たちの力を出しきるだけだと思っています。 松本 (対戦相手を知った瞬間は)まあ、崩れましたよね(笑)。まさか……と。でも、気を抜けないから逆にいいのかなと思います。中国ペアには、みんなで倒しにいく雰囲気がある組み合わせ。ほかのペアにも食らいついていけるように頑張りたいです。まさか3組とも負け越している相手とやるとは思っていませんでしたが、どの試合もカギになると思います。初戦から気を抜かず、全力を出しきることが大事かなと思っています。 ――世界ランク1位の中国ペアとは、直近の試合で対戦している 永原 同じ組に入る可能性があったので、五輪の前に2度対戦できたのは大きかったと思っています。ここで勝って(決勝トーナメントに)上がれるように頑張りたいです。 ――あらためて、五輪にかける思いを 永原 パリの舞台で東京五輪の悔しさを晴らすために、ここまでやってきたので、あとはやり切って日本に帰ってくるだけ。五輪の舞台を存分に楽しみたいです。相手が強いので、見応えがある試合ができるように、初戦から自分たちのいいパフォーマンスを出したいです。 松本 ここまでしっかりと2人で準備してきたので、それを信じて、コートでも発揮できるように戦うだけだと思います。緊張はすると思いますけど、緊張すると思って試合に臨んで(ほかのことに捉われず)自分たちのやるべきことを目掛けて(頑張って)、皆さんに(思いが)届くような試合ができればと思います。
取材・構成・写真/平野貴也