大阪市・松井市長が定例会見7月21日(全文1)感染対策しながら観客入れてあげれば
なぜ無観客でやらなければならないのか
松井:これは狭い日本の国土の中で世界的なイベントをやっているわけですから、それは人も移動すれば、感染は拡大を食い止めるというのはなかなか難しいと思います。ただ、感染者は拡大していますが、重症者、そして亡くなる方っていうのは、インフルエンザと比べても非常に小さな数字になっています。ですから、これはやっぱりワクチンの効果というものが表れてきてるんでしょう。 だから感染者が、陽性者が増えたことイコールでオリンピックを中断するとか、中止するとか、もうそういう議論をすることが、アスリートの皆さん含め、この中でもオリンピックを非常に応援してる、楽しんでる人たちもたくさんいるんだから。僕は今日のソフトボールでも、もうあれ、なぜ無観客でやらなければならないのか、よく分かりません。やっぱりフルスペックで、超満員にする必要はないけど、何度も言いますけど、野球もサッカーも入場制限を掛けながらもやっぱり観客を入れてやっているわけですから。ソフトボール、13年ぶりでね、やっぱり1回戦突破なんで、これが決勝まで残るようなことがあれば、感染対策やりながら観客をやっぱり入れてあげればいいんじゃないかなと思いますよ。
検査の必要性はどう認識しているのか
毎日新聞:続いての質問で、きのうもちょっとお聞きしたんですけれども、夏休みに入ると人が増えるということで、第4波のときは府のほうで、東京方面から大阪に来た人に体温測定などをしてたんですけども、五輪では空港検疫の強化ですとか、選手への日々の検査の【拡充 00:13:03】などが書かれています。市長としては、検査の活用という意味では、この必要性については、どういうふうな今の認識ですか。 松井:やっぱり感染をさせないっていうのは、1人1人の行動と、どういう行動をするかという自覚の問題だと思いますんで、もう2年に及ぶこのコロナとの戦いの中で、実態は皆やっぱり、休日になれば移動されてるし。そんな中で、1人1人は、移動の際はやはり抗原検査なのか、抗体検査なのか、PCR検査なのか、そういうものをしっかり自身で受けて、やはりこれはもう自分の命を守ることにもなりますし、高齢の両親に会いに行くとか、もう2年も会ってなければ、われわれ世代もそうですけれども、われわれの両親っていうのは、もう80過ぎて平均寿命来てますんで、要はいつ亡くなるか分かりません。持病もあるし。 だから高齢者はどことも、ほぼ、もうワクチン接種してるんだからね。やはりそういう帰省のときにもリスクを軽減する、リスクヘッジのためにも自ら検査をして、感染をしていない状況であれば、これは僕はもう残された人生の時間も少ないですから、高齢の方々。やっぱり会って、顔を見せて、なんて言うかな、近況をしっかり報告できるぐらいのことはいいんじゃないかなと思っています。 司会:次の質問をお受けします。朝日新聞さん。