なんと3人に1人が該当!不調を招く「脂肪肝」は食べ方で改善できる?専門医が解説
肝臓から脂肪が落ちる! 今日からできる「食べ方の工夫」その2
■食前に唾液腺マッサージをし、唾液の分泌を促す 食事をすると自然に唾液が分泌されますが、その分泌量は年齢とともに減少していく傾向があります。食前にアゴの下を押すだけで、唾液の量が増えます。 食事中の唾液の分泌量を増やすと、食べ物の消化吸収がよくなって代謝がアップ。つまり、やせやすくなります。ところが唾液は年齢を重ねるにつれ分泌量が減っていきます。 そこで、食前に唾液が出やすくなるアゴの下を指で押すように刺激して、唾液の分泌を促しましょう。唾液が増えると口腔ケアにもつながって、むし歯や歯周病の予防にもなります。
本文は『専門医が教える 1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)より一部抜粋・編集・追記しています。 メイン画像提供:Adobe Stock
著者メッセージ
脂肪肝は食事を整えれば治ります。3か月あれば劇的に改善します。とはいえ、肝臓のためにと食事も運動もがんばりすぎるのもストレスを増やしてリバウンドの原因になります。 だからおすすめしたいのが、「1分」習慣なのです。 いくら体によい食べ方をしても、調理時間を数十分もかけると負担が大きくなるものです。でも1 分なら、取り入れやすいですし、今までのやり方よりもかえってラクになることも! 本書では、減量に成功した患者様の成功体験から75の工夫を選りすぐって紹介しています。一時的にストイックにがんばるよりも、ゆるく続けられる1 分習慣で、肝臓をいたわっていきましょう。
書籍紹介
『専門医が教える 1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』(KADOKAWA)
■10万部突破のシリーズ最新作。減量に成功した1分ずつの工夫を75掲載! シリーズ累計10万部の尾形哲先生の最新刊。 「肥満・脂肪肝」の専門外来・スマート外来の患者さんは、著者と管理栄養士の指導のもと、 3か月で約5キロの減量に成功し、リバウンドしません。 本書では、そうした患者さんの実例から、1分でできる減量のための75個の工夫を集めました。 スマート外来では継続に主眼を置くため、ちゃちゃっと、ふだん実行しやすいことばかり。肝臓は、皮下脂肪よりも内臓脂肪よりも早く脂肪が落ちる、実はやせやすい臓器です。7%の減量で脂肪肝が改善すると、基礎代謝が上がって、24時間、勝手に脂肪が落ちていきます。 だからこそ、1分でできる食べ方の工夫のチリツモが、最も無理なく続くダイエット法なのです。 特に最近は、水の飲み方によって体が変わることが注目されています。いつどのぐらいを飲むのがよいか、1分でできる飲み方を紹介します。 血流アップで代謝を上げる「ちょい足し食材」も豊富に掲載。さらに、ダイエット期間中は停滞期がありますが、それを乗り切る気持ちの切り替え術も体験談からチョイス。 あなたにあった「やせる1分テク」が、必ず見つかる1冊です。
著者紹介
■尾形 哲(おがた さとし) 長野県佐久市立国保浅間総合病院外科部長、同院「スマート外来」担当医。医学博士。1995年神戸大学医学部医学科卒業、 2003年医学部大学院博士課程修了。パリ、ソウルの病院で多くの肝移植手術を経験したのち、2009年から日本赤十字社医療センター肝胆膵・移植外科で生体肝移植チーフを務める。さらに東京女子医科大学消化器病センター勤務を経て、2016年より長野県に移住。一般社団法人日本NASH研究所代表理事。2017年スタートの「スマート外来」は肥満解消と脂肪肝・糖尿病改善のための専門外来。