大阪市・松井市長が定例会見12月10日(全文1)年末年始は行動自粛をお願いしたい
温暖化対策、大阪市が果たすべき役割は
毎日新聞:幹事社の毎日新聞です。今のトヨタグループとの連携協定に関して伺います。温室効果ガスの排出量削減は全世界的な課題ですけれども、大都市、大阪市が果たすべき役割は、どのようにお考えでしょうか。また、市民1人1人の意識の変化が重要とも思いますが、市民に対するメッセージがあれば教えてください。お願いします。 松井:地球温暖化により、この影響によりまして、大阪市においても集中豪雨による浸水や、猛暑による熱中症のリスクなどが懸念されています。脱炭素化に向けた国際的な枠組みが確立される中に、大都市の果たすべき役割は今後、ますます大きくなっていくことは間違いがありません。大阪市としてもエネルギーの大消費地であることから、世界の脱炭素化の潮流の中で温暖化対策に取り組む責務があり、持続可能な開発目標の達成に貢献する環境先進都市の実現を目指しております。 市民の皆さんには未来の、子供たちに豊かな環境を引き継ぐために、地球温暖化の危機的な状況に目を背けずに自分のこととして捉えて、何ができるかを考えて、参加して、共に行動していただきたいと、こう思っております。 司会:それでは次の質問をお受けいたします。朝日新聞さん。
大阪メトロの判断への評価は
朝日新聞:朝日新聞の【フカガワ 00:23:43】です。大阪メトロの大晦日の終夜運転の件、終夜運転を取りやめるということと、終電も延長しないということで、大阪メトロの判断についての評価と、市民の方への呼び掛けというか、どういう効果を期待されるかをお願いします。 松井:今、コロナの感染が拡大している状況で、大阪府域においては赤信号がともっております。今、それをなんとか拡大基調から減少する形へ持っていくために、さまざまな取り組みを行っておりますが、今のところ、大晦日に向けて大阪でそういう患者数が圧倒的に減るというような状況には至っておりませんので、これはやっぱり年末年始っていうのは非常に医療体制も、通常体制をお願いしていますけれども、これはやっぱり医療従事者にも全て家庭もありますし、生活環境という、やっぱり年末年始を過ごす環境というのはそれぞれあるわけですから、われわれがそれを強制できるわけでもありません。 だからやっぱり医療体制が非常に年末年始、少し今の状況よりはどうしても脆弱になるということを予測しながら、その時期にやはりまた感染拡大が増えるというようなことにならないように、ここからやっぱり年末年始にかけて、ぜひ全ての皆さんに行動については自粛をお願いしたいと。そんな中でお正月の、どうしてもこれは気分としてはやっぱり大みそか、元旦というのは気分としてはやっぱり緩んでしまいますよ。そんな中において、大みそか深夜に移動されることで、さらなる年始の感染拡大というものにつながらないように、これは他の施設もそうですけれども、できるだけお出掛けにならないような形でお正月、大みそかから元日を過ごしていただきたいという思いで、いろいろメトロに対しての検討をお願いし、メトロが深夜運転を今年は中止するという判断をいただいたということです。 司会:次の質問をお受けいたします。日刊工業新聞さん。