パリ五輪で金メダルを目指す女子バスケ日本代表の“絶対的センター”髙田真希選手 34歳で2年連続MVP! ベテランの進化が止まらない…
34歳にして、今シーズンのWリーグで2年連続3度目のMVPを獲得。得点・リバウンド・スティールの3部門で歴代1位と偉業を更新し続ける、女子バスケットボール日本代表・髙田真希選手。ベテランになった今なお進化が止まらない秘密に迫るため、所属するチームの本拠地をたずねてみました。パリオリンピックで悲願の金メダル獲得を目指す髙田選手が、普段の練習で取り組んでいることとは…?
ベテランでも進化を続ける理由とは?
愛知県刈谷市にあるデンソーアイリス体育館。ここで練習に励んでいたのは、女子バスケットボール日本代表・髙田真希選手(34)です。愛知県豊橋市出身の髙田選手は、東京オリンピックでキャプテンとして銀メダル獲得に貢献すると、その後バラエティ番組に多数出演。明るいキャラクターでお茶の間の人気者になりました。 ポジションは、ゴール下を中心にプレーするセンター。圧倒的な存在感を示し、今シーズンのWリーグでは2年連続3度目のMVPに選ばれました。日本代表でも、これまでと変わらずスタメンメンバーで中心選手です。
なぜ34歳になっても第一線で活躍できているのでしょうか。その秘密を探るためにトレーニングの様子を覗いてみると…そこには、いつもの雰囲気とは違う髙田選手の姿がありました。 バスケットボールは全身を使って動き続けるため、髙田選手はトレーニングメニューにも動きを交えた内容を意識。全身をバランスよく鍛えることを意識しています。しかし、そういった中でも、海外の大きな選手と戦うために大切にしているのが、足腰の強化だそうです。自分の身体の中で一番好きなのは“ふくらはぎ”だというので、許可をもらって触らせてもらうと…鍛え上げられた筋肉でカチカチでした。
現在、Wリーグで前人未踏の記録を更新し続けている髙田選手。高校卒業後の2008年にデンソーアイリスに入団して以来、決めたゴールは7756点。センターとしてゴール下で奪ったリバウンドの数は4060。さらに、一瞬で相手からボールを奪うスティールの数は787。これら3部門の通算記録が歴代1位なのです。