パリ五輪で金メダルを目指す女子バスケ日本代表の“絶対的センター”髙田真希選手 34歳で2年連続MVP! ベテランの進化が止まらない…
髙田選手を中学時代から知るという小笠原コーチは、ここまで上り詰めることができた理由を、このように分析します。 デンソーアイリス 小笠原真人コーチ: 「すごく賢いというか、コーチから言われたことを自分で考えてプレーしている。こちらが指示を出しても、彼女の中で考えて取り組んでいることを感じます。腑に落ちないことがあると、絶対に質問してきます」 髙田選手が今なお進化を続けられる秘密は“自分で考える”ところにあるようです。「意味のないことはやりたくない。納得してやりたい。それでもまずは一度やってみることも大切。そこから見えてくるものもある」と話す髙田選手の、普段からやっているという自主トレのシュート練習を見せてもらいました。
悲願の金メダル獲得に向け、パリでは3Pシュートの成功率50%を目指す!
まずはリングに近い場所からシュートを打ちます。試合でシュートを打つことの多い7か所からシュートを放つのですが、1か所につき10本決めるごとに場所を移動するのがルーティンだそうです。シュート練習の「制限時間」を決めるとしっくりこないまま終わってしまうこともあるため、「決める本数」を目安にしているといいます。 シュートを打ちながら意識しているのはテンポです。1本1本集中しながら時間をかけて打つのかと思いきや、ボールをもらったらすぐにシュートを打っていました。これは試合では相手がいるため、常にすぐにシュートを打つことが求められるからだそうです。
髙田選手のスリーポイントシュートは、東京オリンピックでは日本代表の得点源となりました。現在の日本代表のコンセプトは「走りきるシューター軍団」。パリオリンピックではさらなる高みをめざし、髙田選手個人では、スリーポイントシュートの成功率50%を目指すといいます。 実は髙田選手、今シーズンのWリーグでは成功率48%を超え、初の1位に輝きました。練習でも面白いように次々とシュートを決めていきます。この日は、なんと9本連続で成功する場面も。