広島・坂倉将吾が1億5000万円で更改 球団とはマツダの暑さ対策を話し合い「一丸となって取り組むべき課題」
広島・坂倉将吾捕手(26)が2日、広島市の球団事務所で契約交渉し、2500万円増の年俸1億5000万円(推定)でサインした。その後の会見では、マツダスタジアムの暑さ対策について球団に意見したことを明らかにした。 「僕なりの意見は伝えました。失速の原因は個人にあるが、暑さ対策は球団とチームが一丸となって取り組むべき課題だと思っている」 チームは首位で9月を迎えたものの、月間ワーストの20敗を喫して4位に転落した。疲弊した投手陣を打線がカバーできなかったことが要因の1つとされるが、7、8月にたまった疲労がシーズン最終盤にドッと出た可能性は否めない。 球団は8月の主催試合についてはナイターだけを組んでいるが、7、9月のデーゲーム開催の可否や関東遠征の日程の工夫、疲労回復の方法などを話し合ったとみれる。チームは夏場の一部の試合前練習を自由参加制に変更したが、より一層の対策を進める必要がある。 坂倉は8年目の今季は捕手と一塁の併用で121試合に出場し打率・279、12本塁打、44打点と奮闘。今秋の国際大会「プレミア12」では野球日本代表「侍ジャパン」の正捕手として準優勝に貢献した。11月28日に右肘の手術を受け、来春の復帰を目指す。