“120億円契約”のサウジ行きを翻してローマに残留 ディバラ「金額を見たら考えないとは言えないけど…」
アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(30)がローマ残留の決断に言及した。 2022年夏にユベントスから加わったディバラ。昨季はダニエレ・デ・ロッシ監督に指揮官交代が起こってもエースを担い、ケガと付き合いながら公式戦39試合で16得点10アシストをマークした。 だが、今夏のローマは高額なサラリーやスカッドのバランスなどを考慮して、売却を模索。そこでサウジアラビアのアル・カーディシーヤから3年総額7500万ユーロ(約120億4000万円)のオファーが舞い込んだ。 このビッグオファーを受け、ロッカーの整理だけでなく、チームメイトやスタッフに別れの挨拶まで済ませたとされるが、土壇場で残留を決断。22日夜には自身のインスタグラムを通じて「ありがとうローマ、日曜日にまた会おう!」と残留を宣言していた。 そうして、ローマは25日のセリエA第2節でエンポリとホームで対戦し、ディバラはフル出場。チームはホーム開幕戦でもあった今節を1-2で落としたが、サポーターの声援を背に奮闘した30歳FWは試合後、イタリア『スカイ』でローマ残留の経緯を話した。 「誰もが金のことを聞いてくる。家族や妻、街、チーム、代表復帰だったり、多くのことをテーブルの上に並べたんだ。僕は30歳だけど、良い感じだ。ケガで多くの批判があるけど、自分のことを自分で守るようにしている。もちろん、あの金額を見たら考えないとは言えないけど、他にも考慮すべきことがたくさんある。だから、僕はこの決断をした」 また、この一件を受けた代理人との関係にも「代理人は何も変わらないよ。どこかで彼が大金を失ったというのを目にしたけど、事実じゃない。彼の望みはとにかく僕が自分の選択で幸せになること。彼は単なる代理人じゃなく、友人であり、僕の幸せを望んでいる」と語っている。
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