海外メディアは渋野日向子の優勝に期待と不安?!「悪天候の試練」「笑顔がコロナの2020年に意味」
ゴルフの全米女子オープン3日目が12日(日本時間13日未明)に米テキサス州ヒューストン郊外のチャンピオンズGCサイプレスクリークコース(パー71、6731ヤード)で行われ、単独首位で決勝ラウンドに進出した渋野日向子(22、サントリー)が1バーディー、4ボギーの「74」でホールアウト。スコアを3つ落としたものの、通算4アンダーでトップをキープしたまま、最終日を迎えることになった。初日にホールインワンを達成しているエイミー・オルソン(28、アメリカ)が1打差の2位に浮上。モリヤ・ジュタヌガーン(26、タイ)とキム・ジヨン(24、韓国)が3打差の3位タイで渋野を追う。 海外メディアは渋野の首位キープのまま最終日へ向かう進撃を前日に続いて報じた。 LPGAの公式サイトは「日本の渋野が第3ラウンドで好機を得る」との見出しを取り「チャンピオンズ(ゴルフクラブ)で土曜日の太陽が昇ったとき、19人がアンダーパーだった。第3ラウンド後の日没の時には、赤い数字(のアンダーパー)は4人だけだった。2019年AIG全英女子オープン優勝者の渋野がトップにいる。だが、スマイリングシンデレラでさえも、メジャー大会の週末の厳しさを感じていた」と厳しい第3ラウンドの戦いを伝えた。 さらに最終日へ向けて「土曜日のチャンピオンズ・サイプレスクリークコースは超辛口で、平均スコアはイーブンパーを3.697打上回る74.697打だった。(最終日の)明日は悪天候になる可能性があり、同じ以上(の厳しい戦い)になると考えられる。大きな試練だ」との厳しい見通しを記した。 欧州をカバーするスカイスポーツも大会第3ラウンドを終えての話題10本を伝え、そのひとつに渋野を取り上げた。 「この33年で初めて、日本からの選手が全米女子OPの54ホールを終えた時点でリードを奪った。渋野は1987年に岡本綾子が1打リードして以来初めて残り1ラウンドで首位に立つ日本選手となった。当時、岡本は(優勝した)ローラ・デービース(英国)、ジョアン・カーナー(米国)との3つ巴のプレーオフで敗れることになった。ここまで渋野のアプローチプレーは彼女の最大の武器となっている。彼女のパーオン率は74.1%で、3ラウンドを通して全選手の中で2番目にいい」と続けた。