海外メディアは渋野日向子の優勝に期待と不安?!「悪天候の試練」「笑顔がコロナの2020年に意味」
さらに「もし渋野が勝てば、5年前のチョン・インジ(韓国)以来、初出場で全米女子OPを優勝する歴代5人目の選手となる。渋野は全英女子OPを昨年のデビューですでに勝っており、2つの珍しい名誉を手にすることになる」と紹介。 「LPGAが年月とともに進化してメジャー大会が指定される中、異なる2大会で(初出場で)優勝する選手の例は限られている」として、以下の3人のケースを列記した。 パティー・バーグ(米国)が初開催となる1937年のタイトルホルダーズ・チャンピオンシップと1946年の全米女子OPを制覇、ジュリ・インクスターがANAインスピレーションとデュモーリエクラシックの両方を初出場で優勝、そしてパク・セリ(韓国)が初出場の全米女子プロ(1998年)とメジャー大会に指定されて初開催の全英女子OP(2001年)を制した。 さらに「渋野は日本の男子、女子選手を通じて2人目の全米ゴルフ協会のチャンピオンになろうとしている。この名誉を現在保持するのは1985年の全米女子アマチュアの勝者である服部道子だけ。2014年に全米女子アマチュアパブリックリンクスを制した常文恵は日本生まれだが、中国国旗の下でプレーした。渋野は複数メジャー大会で優勝する日本で唯一のプロゴルフ選手となるかもしれない」とも伝えた。 また最終ラウンドに向けて、「全米女子OPの過去5年の優勝者のうち4人は最終ラウンドで首位を追っていた。だが、長年にわたり、この大会で大きな巻き返しによる優勝は稀だった。過去30人中24人の優勝者が最終ラウンド前の段階で首位と2打差以内だった。この大会の最終ラウンドで最大逆転は5打差で、過去に6度あった。1995年のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が最後だ」と指摘。「首位が1打リードで最終ラウンドに入るのは2000年以来6度目となる。この状況で勝利を収めたのは過去5人の女性のうち2人だけで、最後はクリスティ・カー(米国)の2007年だ」と、1打差を守っての優勝が決して楽でないことを示唆した。