小池都知事が臨時会見(全文2完)お願いベースしかないのは今も同じ
時短要請にどれほどの効果があるのか
TBSテレビ:知事のほう、いかがでしょうか。要請という部分、今、第2波のときは想定の、応じてくれているというところはあるんですけれども、実際、10時までというところで、どれぐらいの効果があるのかと。もう実際、いったん止めるとか、その辺りの強制力を持たせるとか、その辺りの認識はいかがでしょう。 小池:そうですね、いろいろな方法、これまでもステイホームであるとか、さまざまな策を講じてまいりました。そういう中で、その効果というのがだんだん慣れてくるなどの傾向もゼロだとは言わないわけですけれども、しかしながらそれでこの感染拡大をみんなで、ここで乗り切っていかないと、またこれが続くという、そのことをあらためて全国一斉でこの対策を進めるんだという、このメッセージが全国で伝わって、またもちろん都内でもそれが伝わること、またそのためにさまざまな工夫もしていきたいと考えております。 時間について何時がいいのかというのも、これも大阪の場合など、さまざまでありますが、また、世界の中での食生活とか、生活のリズムが違うかもしれませんけれども、さまざま世界の例を見ましても、午後10時というのはかなり多い部分ではないかなというふうに考えております。
Go Toキャンペの感染増への影響をどう見ているのか
東京新聞:東京新聞の小倉です。よろしくお願いします。都内の感染者の増加に歯止めが掛かっていない要因について、これまでのGo To キャンペーン、Go To トラベルによる影響というものがどれほどあったとお考えでしょうか、知事にお伺いします。あともう1点、今回の第3波の対策について、都としてもう少しできたこととか、また対策が足りなかったというふうにお考えの部分はありますでしょうか。あればお聞かせください。 小池:最初がなんでしたっけ。 東京新聞:Go To トラベル、Go To キャンペーンについての影響が、感染者の増加に関わっているかと知事はお考えかどうか。 小池:担当局長。 B:今回、まずGo To トラベルで高齢者の方、および基礎疾患のある方ということで、自粛というふうなことをお願いして、主たる目的は高齢者の関連者数を早期に抑制したいということになったんですが、若干積み上がっているところ、ございまして、これは幾つか療養病床であるとか、あるいは有料老人ホーム等で数十人単位のクラスターが出たということが少なからず影響しておりまして、こういうところをもう少し、対策を強化していかなければならないのかなというふうに考えているところでございます。 あと数字でございますけど、12月1日の7日平均が444.9で、10日後の12月10日で455ということなので、一定程度抑えられていたんですけど、先週末から現在500ちょいということで、少しまた上昇しているという状況ですので、この辺はもう少し分析が要るのかなとふうに思っております。 小池:すみません。特措法の立て付け上からも、お願いベースしかないっていうのが今も同じなんですね。ですからこの感染症が収束してからということと、今、置かれている日本の状況と、そして世界のさまざまな暗中模索の策と、一度よく確認して、総合的に見る必要があるのではないかというふうにも思います。国としての法律上どうなのか、また、都議会などでも条例案などは、この特措法で足りない部分をなんとか補おうというような、そういう試みでもあると聞いております。法の立て付け上の問題、それからさまざまな整理などもこの際、していく必要があるのではないか。それによって意思の疎通であったり、さまざまな対策の有効性を高めるということにもつながっていくのではないかというふうに考えております。 司会:あと2問でお願いいたします。 小池:じゃあ。