市職員8割超「カスハラ受けた」回答…市民・議員などから
京都府舞鶴市が職員を対象に行ったカスタマーハラスメント(カスハラ)に関するアンケートで、10人が過去に議員からカスハラを受けたと回答したことがわかった。市議会の肝付隆治議長は25日の本会議で、「事実確認はできていない」とした一方、「議会として真摯(しんし)に受け止める」と述べ、ハラスメント防止の研修を実施すると表明した。
市によると、アンケートは10月16~22日、1059人を対象に実施。回答した286人のうち、8割超の239人が過去にカスハラを経験したと答えた。カスハラを受けた相手(複数回答)は「市民」(232件)が最多で、「議員」は4番目。市は「議員」の多くは市議を指した回答とみている。
市は今後、カスハラ対策の検討を急ぎ、来年の早い時期に一定の指針を示すとしている。