「いつか使う」「いつか着る」で家の中はパンパン 片づけたら暮らしやすくなって体重も減った
「モノを入れる場所だからとたくさん入れていましたが、空間ができるとなんだかホッとしたんです」 空間の余裕とともに、恭さんの心にも余裕が生まれてきました。 「今まで、ごはんを自分のために作るのが面倒だったんです。息子が家を出たときに『子どものために作らなくていいのか』と、一旦放心状態になって……。そこからは相方さんのごはんを作るついでに自分も食べるという感じでした。でも、今は自分の健康がありがたくなって、『おいしい!』ということは活力なんだなと感じています」 恭さんは片づけで運動量と代謝がアップしたのか、体重が5キロも落ちたそう。片づけが終わった今もキープしています。 「体がすごく軽くなりました! 動きやすくて調子もいい。もともとヨガをやっていて、片づけ終わってから筋トレも追加で始めました」 これまで家族に向けられてきた意識が、自分にも向けられるようになってきました。 「片づけたら、こんなにキラキラした未来が待っていたんだなってうれしくて! これまで家族のために動くことが多くて、自分のことまで考えられませんでした。仕事柄、お母さんと接することが多いですが、『ママがご機嫌でいることが、家にとっても、家族にとっても、いいことだよ』ということを自分なりに伝えていきたいですね」 恭さんの片づけを見て、相方さんも少しずつ自分のモノを片づけ始めています。犬とウサギとともに暮らす恭さんたちの生活は、まだまだブラッシュアップして輝かしい未来に向かっていきそうですね。 ※AERAオンライン限定記事
西崎彩智