「いつか使う」「いつか着る」で家の中はパンパン 片づけたら暮らしやすくなって体重も減った
「けっこういろいろなモノを捨てているけれど、これって自分のときも息子に負担がかかるのかな?」 改めて自分の家の中を見回してみると、「いつか使うだろう」「いつか着るだろう」という“いつか”のモノばかり。気づけば自分の環境は変わっていたのに、必要ないモノばかりに囲まれていました。 介護がなくなって時間はできたので、片づけをしようと思いましたがどうにも進みません。 「友だちが気を使ってくれて、食事や旅行、ライブなどに誘ってくれたんです。そういう楽しい方に流されてしまいました」 片づけたい気持ちがあった恭さんの手元には、一向に実践されない片づけ本が積み上がっていきます。これではいけないと思っていたところ、“家庭力アッププロジェクト®”を見つけました。 「片づけで暮らしをアップデートできるという話にハッとしました。仕事では研修を受けたりしてアップデートをするのに、暮らしもできるなんて思いもしなかった!」 片づけ始めて感じたのは、自分の決断力のなさ。“いる・いらない”を決めるのが苦手だったので、モノがたまっていってしまったのです。また、買い物で「これとこれ、どっちにしようかな」と迷ったときに二つとも買ってしまうということもしばしば。 プロジェクトで一緒に片づけを始めた仲間の様子を見て、「あ、これもいらないな」と気づくことができると、決断力もついてきました。 そうはいっても、仕事をしている恭さんは片づけばかりしていられません。活用したのは、スキマ時間です。 「仲間たちと一緒に朝10分間オンラインで片づけをする“朝活”をして、不用品をとりあえず出します。私は終わったらすぐに家を出て仕事をして、帰ってきてから“夕活”の時間を作りました。朝出しておいた不用品を、ゴミとして手放すモノとリサイクルでお店に持っていくモノに分けて、お店に持っていくモノは車に乗せる、というところまでその日のうちに終わらせるようにしました」 朝あったはずの不用品の山が、夜帰ってきたらなくなっていることに、「相方さんもビックリしていました」とのこと。 家の中のモノが減ると、パンパンに詰め込まれていた棚がスッキリしてきました。