デンマーク女王が退位、83歳 自らは900年ぶり、長男継承
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【ロンドン共同】在位期間52年に及び、欧州の君主で最長となっていたデンマーク女王マルグレーテ2世(83)が14日、退位した。長男のフレデリック皇太子(55)が王位を継承、フレデリック10世として即位した。報道によると、デンマークで君主が自らの意思で退位するのは約900年ぶりとされる。 マルグレーテ2世は、31歳だった1972年1月14日に父王の死去に伴い即位した。日本の皇室との交流も重ね、90年に上皇さまの即位の礼に参列したほか、2004年にも訪日した。 14日は首都コペンハーゲンで王位継承の国務会議が開かれ、政府や王族関係者に見守られながら、マルグレーテ2世は退位宣言に署名した。