海外メディアは大坂なおみの全米OP優勝の何を評価したのか?
同記事によると、大坂の22歳にしてのグランドスラム大会3度Vは、2008年にマリア・シャラポワが達成して以来の最年少記録で、「その他の選手では30歳のアンゲリク・ケルバーだけだ。22歳でこれだけ多くのことを成し遂げた選手にもかかわらず、彼女はまだキャリアの初期にいるように感じられる。彼女はまだクレーコートやグラスコートでのプレーを学んでいるところで、彼女が、このレベルのプレーを繰り返すことができると今回の勝利で証明している。WTAでの6勝のうち半分がメジャータイトル。彼女の次の開拓分野は、この素晴らしい成績をシーズンを通じて持続することにある」と記した。 米国のCNNは、新型コロナ自粛期間中に行った大坂の独占インタビュー動画を再掲載。全米オープン優勝までの過程にある大坂の苦悩と努力の姿を評価して伝えた。5月に撮影されたオンライン映像の中で大坂は、「(自粛でテニスができないことに)自分の中で少しだけ懸念があった。だけど、この状況は、他の選手も同じだろうと思っていた。決してテニスのプレーを忘れてしまうようなことはないと思った。いつトーナメントが始まるかも分からなかったし、燃え尽きてしまうとも思ったので、1日、5時間ものトレーニングをしたくなかった」と語っていた。 また自粛期間中には、インスタライブを使って、ビーナス・ウィリアムズ(米国)と、遠隔の合同トレーニングもしていたという。 英国のデイリーメール紙は、「全米オープンの勝利と、米国での社会正義問題への活動で、大坂は女子テニス界で待望されていた主役になる可能性を証明した」と伝えた。 記事は、「全米オープン優勝だけでなく、彼女は社会正義の問題に対して行動を起こした。彼女が大切な問題に対して恐れずに立ち上がり、決して引き下がらない人間であることを示した」と絶賛。 「これらの出来事はテニス界だけの狭い世界にとどまるものではなかった」と続けた。 ただ同紙は、今後について9月27日から全仏オープンがスタートするという過密日程を危惧した。