「明らかに、昨日見たおっぱいと違う」乳がん公表の梅宮アンナさん「後に続く人たち」に伝えたい闘病の軌跡
■右胸の摘出手術後、乳房再建を選ばなかった理由
抗がん剤治療を経て、右胸の摘出を行うことになったアンナさんでしたが… 【梅宮アンナさん】「正直なところ、女性の象徴である胸。胸取りたくないとか、胸を温存するって言って喜んだりとか、いろんな方がいると思うんだけど、私さっさと切ってくださいみたいな感じで、いらなかったんです。好きじゃないんです。自分のおっぱい。好きですか?自分のおっぱい?」 【ハイヒール・リンゴさん】「好きか嫌いかで言うと、好きかな」 【梅宮アンナさん】「すごーい」 【ハイヒール・リンゴさん】「乳房再建もしてないんですか?」 【梅宮アンナさん】「再建も望んでなくて、例えば 結婚前に言われてたら多分違ってたかなと思うんですね。若いうちはやっぱり子供を産んでとか、結婚というものがあるかもしれないけども、私のために胸を残すかって言ったらもう別にいらないよねって思って」 【ハイヒール・リンゴさん】「男前~!」
■がんを公表した理由
芸能界では、がんになったことを公表しない方もいる中、アンナさんは自らSNSで発信し続けています。どうして闘病生活をさらけ出すのか、その理由を教えてくれました。 【梅宮アンナさん】「もう私としては、今まで30年このお仕事この世界にいて。思い返すと同じ仕事をやっていてビューティーとかファッションとか聞かれることがすごい 飽きてて。 私(仕事)辞めようかなってここ数年思ってたんですね。父が亡くなった時にもね。 (乳がんを)受け入れるのにちょっと10日ぐらいかかったんですよね。最初ピンと来なくて。ちょっとずつ悲しんだり、泣いたり、どうしようとかって。 次に先生に会った時に『私やっぱりちゃんと公表しようと思います』と伝えた。 なぜならば、もう今までのお仕事はいいんです。それよりも新しいこのがんの世界に入って自分の経験したこと、この後に続く人たちのことを考えたら。 私は『梅宮アンナがステージ3Aなんだって。リンパにも転移してるんだって。』ってみんなが聞いたときに、『私、ステージ2・1だもん』っていう人が希望を持ってたらいいなと思った。 『とれたてっ!』に出演させていただいてるのも、私がこの病気にならなかったら、なかったことだし」 【ハイヒール・リンゴさん】「ポジティブですよ」
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