「明らかに、昨日見たおっぱいと違う」乳がん公表の梅宮アンナさん「後に続く人たち」に伝えたい闘病の軌跡
■「抗がん剤半年もかかるんですか?手術が先じゃないんですか?」
がんを宣告された当時の心境は… 【ハイヒール・リンゴさん】「性格はポジティブ派?ネガティブ派?」 【梅宮アンナさん】「両方持ってます。最悪な事態をいつも想定してるのは、確実に持ってる。違いましたよって言われた時に倍喜べるから」 【ハイヒール・リンゴさん】「ポジティブやな」 【梅宮アンナさん】「そっか」 【ハイヒール・リンゴさん】「治療が始まるときに怖さは?」 【梅宮アンナさん】「内容を聞いたときにちょっとビビったというか。ステージ3Aだったので。先生に『フルコースで、抗がん剤で2種類の抗がん剤をやります。まず抗がん剤、半年です』って言われた時に、一番ショックだった。 抗がん剤半年もかかるんですか?手術が先じゃないんですか?と(先生に)言ったら、『梅宮さんはがんが大きすぎて取れない』って言われて。『半年間、がんを叩いて、弱らせてから手術』って言われた時にもう一刻も早く取ってほしいって思ったんですよね」
■梅宮アンナさんが取り組んだ治療は健康保険適用の「標準治療」
そして、まずアンナさんが取り組んだのが、抗がん剤治療。 待っていたのは想像を絶するほどの過酷な日々でした。 【ハイヒール・リンゴさん】「治療としては?」 【梅宮アンナさん】「私は標準治療をしています。わかりやすく言うと、保険治療ですよね」 【ハイヒール・リンゴさん】「標準治療って聞くと、松竹梅でいうと、竹のイメージなのよ。そういうイメージじゃないのよね」
■「ハードコース」だったという治療
【梅宮アンナさん】「私がやったのはハードコースだったんです。使う薬が正直毒なんですよね」 【ハイヒール・リンゴさん】「毒を持って毒を制するという意味の毒ね」 【梅宮アンナさん】「『抗がん剤投与中に動かないでください』って言われて。動いたらどうなるんですか?って言ったら、動いたら血管から漏れて皮膚移植になりますって言われて。それぐらいきついもの。 抗がん剤→抗がん剤→手術→放射線→ホルモン治療となってくるんですけど」 【ハイヒール・リンゴさん】「フルコースやな」 【梅宮アンナさん】「フルコースなんです。私は。それが標準治療です。うちの父も50年前に肺がんで、同じ病院なんですね。それも縁があるかなと思って」 【ハイヒール・リンゴさん】「ポジティブ!」
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