【速報】200人以上参加のホテル宴会で提供の「にぎり寿司」食べた31人 ノロウイルスによる集団食中毒 大阪市 提供されたネタは「ホタテ」「サワラ」など
去年12月に大阪市内のホテルで開催された宴会で提供され、市内の居酒屋が調理した「にぎり寿司」を食べた31人が、下痢や嘔吐などを訴えたということです。大阪市はにぎり寿司を原因とするノロウイルスによる集団食中毒と断定し、居酒屋店に3日間の営業停止を命じました。 大阪市によりますと、去年12月30日午後1時ごろ、大阪市内のホテルから「開催された宴会の出席者が下痢や嘔吐などの症状を呈している」との届け出が保健所にあったということです。 ホテルでは去年12月26日午後、約230人が出席した宴会が催され、その中で大阪市港区内の居酒屋店が調理した「にぎり寿司」が1650個提供されていました。提供されたにぎり寿司は「サワラ」「タイ」「カンパチ」「マグロ」「ウナギ」「ホタテ」「エビ」「サーモン」「コハダ」だったということです。 出席した人のうち20~50代の31人が、27日午前8時~28日午後6時ごろにかけて、下痢、おう吐、発熱などの食中毒症状を訴えたということです。このうち20代の男性1人は入院をしました。いずれも快方に向かっているということです。 発症者の共通して食べた食事がホテルの宴会場で提供された食事以外がないこと、にぎり寿司が原因食品として疑われることから、保健所が調べたところ、有症者のうち8人、にぎり寿司を調理した居酒屋店の調理人3人の便からノロウイルスが検出されたということです。 こうした状況から、にぎり寿司が原因とする食中毒と断定し、大阪市は居酒屋店に対して9日から3日間の営業停止を命じました。