「明らかに、昨日見たおっぱいと違う」乳がん公表の梅宮アンナさん「後に続く人たち」に伝えたい闘病の軌跡
■抗がん剤で髪の毛がなくなることが受け入れられず…
さらに、抗がん剤治療は身体的な過酷さだけでなく、精神的にも… 【梅宮アンナさん】「抗がん剤で髪の毛がなくなるって聞いてすごい嫌で。『抗がん剤をやりたくないという気持ちもある。治療しなかったらぶっちゃけ死ぬの?私』と先生に聞いたんですよ。先生は冷静に、『それは分かりません。でも治そうという気持ちが(病気を)治していく』って言われて。それで分かったと思って。 唯一、髪の毛がなくなることを泣いてた時間は長かったですね。ショックでショックで。先生、私の抗がん剤は絶対髪の毛なくなるの?って言ったら、『なくなります』って言うから。でも世界にたった一人なくならない人がいるかもしれないじゃないですか?って食いついて」 【ハイヒール・リンゴさん】「食いつきすぎ」
■追求したのは「髪の毛がなくなってても(以前と見た目が)変わらない感じ」
【梅宮アンナさん】「髪の毛がなくなると覚悟して、その日からウィッグ探しが始まって」 【ハイヒール・リンゴさん】「ほんまに行動的よね」 【梅宮アンナさん】「乳がんは耐えられる人にしかならないかもと思っちゃったんですよ」 【ハイヒール・リンゴさん】「ポジティブですよ。髪の毛は色染めている?」 【梅宮アンナさん】「私は(髪の毛の色は)もともと真っ黒なんですね。明るい色が好きで、ずっとブリーチをして、生きてきたんですけど。ウィッグで激しい色はないんですよ。ブロンドのようなものは日本で見つけるのは難しい。私が追求したかったのは、髪の毛がなくなってても(以前と見た目が)変わらない感じ。ちゃんとしたウィッグは、地肌もリアルさが出ているんですね」 【ハイヒール・リンゴさん】「私、実はウィッグを作っているところなんです。自分の髪の毛で。歳を重ねた時用のウィッグ。黒のウィッグにしようと思ったら2回やらなきゃいけなくて、あと3年かかる。生きてるかなーって」
■あの時が一番人生で、私は死ぬかもと思った...
乳がんが発覚後、半年の抗がん剤治療を経て、ようやく手術を行うことになったアンナさんでしたが、まだまだ試練が待ち受けていました。 【梅宮アンナさん】「前半の抗がん剤が終わって、全部クリアした時に肺炎になっちゃったんで。あの時が一番人生で、私は死ぬかもと思った。呼吸ができなくて。(酸素)マスクとかされて。結構な貧血状態だったんで。抗がん剤やっ て。輸血までやって。死ぬのかなぁって思って」 【ハイヒール・リンゴさん】「いっぱい管を付けられて、怖くなかったですか?」 【梅宮アンナさん】「怖さはなかったんですけど。緊急入院して2週間入院して、その時に手術の日を言われて。(抗がん剤治療を)前半頑張ったんで」
【関連記事】
- ■「閉経」と関係ない『乳がん』 60代以上の罹患率は20年前の2.5倍に急増 “誤った認識”で60代以上が検診受けず「後悔」語る女性も
- ■「がんになって良かった」23歳でこの世を去った京都大学生 息を引き取る6日前まで投稿 同じ世代のがん患者と思い共有
- ■小児がんで失明した娘は4歳「ショックすぎて眠れなかった」母は闘病生活を絵本に残す…娘へ『お母さんの宝物だよ。本当に大好きだよ』
- ■中学教師が「セックス」指導 “コンドームの付け方実践”や“出産シーン鑑賞”に挑戦 「先生セックス何回したことある?」なんて質問も
- ■「限界ニュータウン」新築時2600万円が113万円 「だまされたとは思わないけど…」 “バブル期”開発 街から離れ病院も学校もなく