G7広島サミット「核兵器なき世界に向け、メッセージ発したい」岸田首相会見1月4日(全文2完)
岸田文雄首相は4日、伊勢神宮参拝後に年頭記者会見を行った。 ◇ ◇ 【動画】岸田首相「先送りできない課題に愚直に挑戦」 伊勢神宮参拝後に年頭会見(2023年1月4日)
インバウンド増加に向けた具体的な政策は
記者:CBCテレビの越智と申します。新型コロナについてお伺いします。東海地方でも感染者数が再び増加傾向にありますが、今後の感染対策についてのお考えをお聞かせください。特に観光圏である三重県はインバウンド需要に期待が寄せられていますが、今後の旅行支援の在り方やインバウンド増加に向けた具体的な政策についてのお考えをお願いいたします。 岸田:新型コロナについては、社会経済活動の両立を図るということで取り組みを進めてきています。新型コロナの5類への引き下げ、感染症法上の取り扱いについても議論になってきていますが、厚生労働省において、コロナウイルスの病原性の評価等について専門家の議論も開始いたしました。こうした専門家等の意見も聞きながら、最新のエビデンスに基づきながら議論を進めていきたいと思っています。 また、基本的な感染防止対策として、換気などに加えて場面に応じた適切なマスクの着脱、これもお願いをしているところです。こうした感染対策の在り方については、科学的な知見を踏まえ不断に見直しを行っていかなければならないと考えています。マスクの着用に対する考え方についても、インフルエンザとコロナの同時流行ですとか、ワクチンの接種の進展ですとか、飲み薬の普及、こういったものを踏まえつつ専門家の意見も聞きながら考えていかなければならない、このように思っています。 そして観光政策についてのご質問ですが、今後の観光政策に関して、全国旅行支援については3連休明けの今月10日より再開をし、できる限り多くの方々に地域を訪れていただけるよう、全国的な旅行需要の喚起、これを着実に進めていきたいと考えます。また、インバウンドの本格的な回復に向けて、昨年成立をした補正予算と来年度当初予算の合計で2000億円を超える額を計上しており、訪日外国人旅行消費額5兆円超の速やかな達成を目指して集中的な政策パッケージに基づく取り組み、これを進めていきたいと考えています。以上です。 司会:それでは再び内閣記者会の代表の方からご質問をお願いいたします。