北朝鮮の弾道ミサイル、1100キロ飛行か EEZ外に落下 防衛省
防衛省は6日、北朝鮮が同日午後0時1分ごろ、同国内陸部から少なくとも1発の弾道ミサイルを発射したと明らかにした。最高高度約100キロで、約1100キロ飛んで朝鮮半島東の日本海上の日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したものとみられる。付近を航行する船舶などへの被害報告の情報は確認されていない。 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は首都・平壌付近から日本海に向けて、中距離弾道ミサイルとみられるものを1発発射した。北朝鮮による弾道ミサイル発射は、昨年11月5日以来で、今年に入って初めて。 石破茂首相は三重県伊勢市で行った年頭記者会見で「打ち上げの頻度は非常に高く、回数を重ねるごとにその技術が上がっているとみるのが当然で、重大な懸念を持っている」と述べた。日本政府は「関連する国連安全保障理事会決議に違反し、国民の安全に関わる重大な問題だ」と強く非難し、外交ルートを通じて北朝鮮に厳重に抗議した。【中村紬葵、鈴木悟、ソウル日下部元美】