【ニューイヤー駅伝】22年ぶりに揃うマラソン日本歴代トップ3の鈴木健吾、池田耀平、吉田祐也がチームのカギ握る
今年の東京マラソン後も同じようにチームで練習し、東日本実業団駅伝に出場し、12月1日には10000mで27分台をマークした。鈴木が再び、良い流れでニューイヤー駅伝とマラソンに出場する。 ■マラソン歴代1~3位選手はどの区間に登場するか? 池田は最長区間の2区が最有力だ。2区を任せられる選手が現れれば、スピードを生かせる3区という可能性もある。 池田は前述のように最長区間で区間賞、区間2位と快走を続けている。 「区間賞を取るために、ではなく、駅伝はチームのため、会社のために走りたい。任された区間でチームにしっかり貢献することが一番重要ですが、最近はエース区間を走ってきています。そういう区間で流れを変えたり、加速させたりする走りをしたいと思っています」 吉田は福岡国際マラソンを走ったダメージからの回復次第になるが、「前半区間になると思う」と福岡の翌日に話していた。GMOインターネットグループは今江勇人(26)が前回のニューイヤー駅伝、11月の東日本実業団駅伝と最長区間を任されている。東日本では区間賞も獲得したので、2区は今江の可能性が高い。吉田は1区か3区だろう。 東日本実業団駅伝1区での吉田は、3kmも行かないうちに集団から抜け出し独走、区間2位に40秒の大差をつけた。ニューイヤー駅伝では他チームも警戒してくる。東日本の再現は簡単ではないが、今の吉田は他の選手を寄せ付けない走りができるかもしれない。 吉田はパリ五輪マラソン6位入賞の赤﨑暁(26、九電工)ら、同学年選手へのライバル意識があることを話していた。“花の97年生まれ”と言われている学年で、太田智樹(27、トヨタ自動車)、相澤晃(27、旭化成)、伊藤達彦(26、Honda)、山下一貴(27、三菱重工)、浦野雄平(27、富士通)、羽生拓矢(27、トヨタ紡織)らが第一線で活躍している。 「駅伝の目標は優勝です。ライバルとなるチームのエースが同学年なので、僕が意識してもらえているかわかりませんが、チームのためにも僕が負けたらダメだと思っています」