群馬県・水上温泉で今年も「廃墟マルシェ」開催、産官学連携で温泉街を再生、廃業した旅館の施設など
今年も群馬県水上温泉で「廃墟再生マルシェ2024」が9月22日と23日に開催される。3回目となる2024年は、4会場に拡大。マルシェ当日は、町内外から過去最大の約36店舗が出店する予定だ。 「廃墟再生マルシェ」は、見捨てられかけていた建物の魅力を掘り起こしながら、隠れていた「もったいない場所」を見つけ出し、地元の人たちと最小限の手直しを加えることで、個性的で味わいある会場の雰囲気を楽しんでもらうイベント。 近年、水上温泉街ではリノベーションによって空き店舗が再生されているほか、新規デザインホテルも開業している。また、温泉街の中心部に位置する廃業した大規模旅館・旧「一葉亭」を、みなかみ町、群馬銀行、オープンハウスグループ、東京大学大学院工学系研究科の4者連携で再生するプロジェクトも進行しているところ。 2022年10月の1回目「廃墟再生マルシェ」では、温泉街の最奥に残っていた「旧ひがき寮」を会場に約1300人が来場。2023年の2回目は温泉街の真ん中で利根川に面する「旧一葉亭エネルギーセンター」を会場とし、2日間で約3000人が訪れた。 旧「一葉亭」の再生が本格化してきた今年は、次なる回遊拠点となる「ヒロバ」づくりに向けたファーストステップとして開催される。
トラベルボイス編集部