新春虎将トーク 阪神・藤川監督、座右の銘「新しく考えました」ー『球進一歩』に決定!
阪神・藤川球児監督(44)が新春インタビューに応じ、昨季国内FA権を行使して残留した大山悠輔内野手(30)を核にチーム作りを進める考えを示した。新たな座右の銘『球進一歩』を披露し、指揮官としての理想像に故郷・高知の偉人、坂本龍馬を掲げた。(聞き手・新里公章) ーー秋季練習、キャンプを経て、監督就任時に比べてチームへの自信は深まったか 「FAの選手が残留してくれて、非常に前向きな気持ちでいてくれてるということが一番の自分たちの力。チーム作りは、滞ることなくできると思います」 ーー打順を考える上でコア(核)に考えている選手は 「大山ですね。すごい球団が取りに来て、日本で一番人気の選手だったのでね。2025年に勝ち続ける集団で、セ・リーグ、日本の球界のリーダーシップをとっていく中で、一番大事なリーダーシップを持ってもらう選手。彼が一番輝くところで、と考えています」 ーー評価している点は 「勝負強さ、出塁率、守備のハンドリングを含めてね。(入団時の監督だった)金本さんがよく仕込んでくれて、苦しんでつかんできた選手。与えられて出てきた選手ではないからこそ、力強さを持っている。僕は40歳を超えても現役をできると思いますね。それだけの取り組む姿勢を持っていて、基礎がある。いいところで打ってくれるでしょう」 ーー座右の銘は今も「弱気は最大の敵」か 「今回、新しく考えました。(24年の)岡田監督が『球道一筋』で、村山実さんからの言葉だった。(それ以前は)岡田監督はそこから1つ抜いて『道一筋』。僕は入団会見の時に『村山実さんみたいな投手になりたい』と言って、岡田監督に育てていただいた。僕は『球道一筋』から球道の道を『進む』に変えて、一筋の筋を『歩く』に変えて、『球進一歩』っていうのにしました。一筋を一歩ずつ進むという意味で決めました。タイガースの言葉として残っていくかなと」 ーー今季は球団創設90周年を迎える