新春虎将トーク 阪神・藤川監督、座右の銘「新しく考えました」ー『球進一歩』に決定!
「いや、100年に向けてです。100周年に向けて一歩ずつ進んでいくという意味なんでね」
ーー歴史好きだが、こういう指揮官になりたいというのを歴史上の人物に例えると?
「坂本龍馬さんかな。岡田顧問の後をやるから、求心力というのがやっぱり必要だった。人の心をどうやったら導けるのか。秋季練習、秋季キャンプで少し必要だったので、そういうところも勉強しといてよかった。できあがっているチームのように見えて、壊すのも一瞬なんでね」
ーー三国志も読んでいる
「何回も読んで好きな人はいるけど、難しいね。負けるのは嫌なんで、いかにうまく立ち回るか。最後にゴールに向かえるか。自分が上じゃなくていい。チームが上であればいいんで、僕は全然、下がっていて構わない。というのが龍馬っぽいじゃないですか(笑)」
■藤川 球児(ふじかわ・きゅうじ) 1980(昭和55)年7月21日生まれ、44歳。高知県出身。高知商高から99年D1位で阪神入団。2013年から米大リーグで3年プレー後、四国IL・高知を経て16年に阪神復帰。20年限りで引退した。21年から阪神のスペシャルアシスタント(SA)、22年から球団本部付SA。最多セーブ2回、最優秀中継ぎ投手2回。06、09年WBC日本代表。NPB通算782試合、60勝38敗243セーブ、防御率2・08。MLB通算29試合、1勝1敗2S。185センチ、90キロ。右投げ左打ち。背番号「22」