【MLB】 ドジャースが韓国人内野手キム・ヘソンと3年契約 駆け込みでポスティング成立 好守の25歳
日本時間1月4日、韓国プロ野球のキウム・ヒーローズからポスティングでメジャー挑戦を目指していた金慧成(キム・ヘソン)がドジャースと3年契約を結んだと、複数の韓国メディア、米メディアが報じた。きょう4日午前7時がポスティング期限だったキムが駆け込みで契約を成立させた。契約の保証額は3年1250万ドル(約19億円)で、最大で2200万ドル(約34億円)となる。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ
現在25歳のキムは昨季キウム・ヒーローズで127試合に出場し、打率.326、11本塁打、75打点、30盗塁、OPS.841をマーク。最大の強みは守備力で、2021年から昨季まで4年連続でゴールデングラブ賞(日本プロ野球のベストナインに相当する賞)を受賞している。キムは汎用性も備えており、二塁に次いで出場が多かった遊撃、三塁、左翼の経験もある。 「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマン記者が報じたところによれば、キムの契約は3年1250万ドルが保証されている。2028、29年のオプションは行使するならば2年分契約が延長され、契約は最大で2200万ドルとなるようだ。 ドジャースの二遊間には、今季再び内野に挑戦するムーキー・ベッツ、汎用性の高いトミー・エドマン、正二塁手を務めたギャビン・ラックス、ベテランのミゲル・ロハスといった面々が揃っていた。これまで遊撃にベッツ、二塁にラックス、中堅にエドマンが基本布陣と考えられていたが、キムの加入によって状況は変わるかもしれない。一つ可能性としてあり得るのが、ラックスのトレード放出の可能性だ。あるいは、同じく韓国球界から若くしてMLBに挑戦した金河成(キム・ハソン)の1年目がそうだったように、キムも特定のポジションで起用されるというより、内外野をこなすユーティリティとして起用される可能性もある。「ジ・アスレチック」のドジャース番記者フェルナンド・アルダヤらのポストによれば、キムは現状スーパーユーティリティとしての起用が考えられているという。