お迎え初日、柱の陰に隠れる保護子猫に「長期戦を覚悟した」→家族になって4年目、少しずつ変化が
警戒心が強すぎる保護子猫を家族にお迎え。4年後の現在は――。 紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@GanmoCさんの愛猫・がんもちゃん(取材時4才)。がんもちゃんは、もともと外で暮らしていた野良猫でした。 【写真】家族になって4年目に突入したがんもちゃん こんなかっこいいポーズもしてくれるようになりました! この写真は、生後6カ月のがんもちゃんが飼い主さんの家に来た日の夜に撮影した一枚。保護主さんに連れられてやってきたそうですが、がんもちゃんの様子から警戒心が伝わります。撮影時はどのような状況だったのでしょうか。 飼い主さん: 「家に着いて捕獲機の扉を開けた瞬間に、がんもちゃんは猛ダッシュで部屋の一番奥へ行き、ベッドの下へ避難しました。いきなり保護されて、動物病院に連れて行かれ、その後は知らない場所に連れて来られて、それは不安だろうし人間に不信感満載だよなぁと思いました。 でも、柱に隠れきれてない感じが可愛いし、『家政婦は見た!』のようだなと微笑ましく見ていました。ただ、『思った以上に警戒心が強そうだな』と、このときに“長期戦”を覚悟しました」 飼い主さんの予想どおり、がんもちゃんはものすごく警戒心が強かったそう。結局、このベッドの下に隠れて2週間近く出てこなかったのだとか。トイレもゴハンも、ベッドの下で済ませていたといいます。
がんもちゃんとの出会い
飼い主さんとがんもちゃんの出会いは、保護猫の里親募集サイトでした。幼少期からずっと猫と暮らす生活をしてきた飼い主さんですが、2013年に愛猫を亡くしてからはなかなか新しい家族を迎える勇気が出なかったのだとか。 そんな飼い主さんは、あることをきっかけに再び猫との暮らしを始めようと思ったそうです。 飼い主さん: 「2020年末、母の急逝がきっかけで生活を一新しようと思い、そのタイミングで猫をお迎えすることにしました。ペット飼育可の物件に引越しを済ませ、里親募集サイトを眺める日々でした。 ひとり暮らしだとハードルが高そうだと弱気になっていたところ、がんもちゃんの写真に一目惚れ。問い合わせた翌日に会いに行き、あれよあれよと話が進み、その日の夜に我が家へお迎えとなりました」 飼い主さんが里親募集サイトを見て問い合わせたのは、がんもちゃん1匹だけ。初めての問い合わせにもかかわらずお迎えがスムーズに決まったことについて、飼い主さんは「これもまたご縁だな」と感じたようです。