大分県に移り住んだ先輩に聞く(3)~移住でウェルビーイング「移住は自分たちの暮らしをより良くするためのアクション」
「ママの癒し」をテーマにマルシェイベント
さらに、お二人には大きな目標も生まれて…… 瑶子:実は、同じ大分市内に引っ越して拠点をつくることを計画しているんです。月に1回程度、「ママの癒し」をテーマに仲間と一緒にマルシェイベントの活動を続けています。そのコミュニティもそれなりに大きくなり、私自身も活動拠点を持ちたいなぁと考えていたんです。そこでご縁があって田んぼに囲まれた素敵な民家をご紹介いただけて。最初はいつでもみんなが集まって活動できる場になればと考えていたんです。それで夫にその場所を見てもらったら、自分もここで何かをしたいということになり、それなら自宅もそこに移してしまえば……ということで、自宅兼用の空間を建てることになりました。 皓亮:僕がやっている哲学のこととか、何かこの場所で研修を行うような空間にもしていきたいと考えています。宿泊ができるようにもしていきたいと。 瑶子:仲間と一緒に育てていくことを楽しみたいと思っています。人生が大きく変化している真っ最中ですね。
車の購入、それが大分の魅力を深く知ることに
大分での暮らしを大いに楽しんでいる品川さんご夫妻に、移住で困ったことを聞いてみると。 皓亮:移住して丸3年が経ちました。生活に大きなギャップが出ないようにしっかりと下調べして移住してきたので、移住当初で大きな失敗というか、不便さを感じることはなかったですね。災害のハザードマップなどを調べたりもして選んだ場所です。 瑶子:車ぐらいでしょうか。予想はしていたんですけど、最初は車なしで移住してきたんです。車なしでも生活ができるということでこの場所を選びました。自転車を購入してのスタート。その後、障がいのあるこどもの関係で、学校へはどうしても車での送迎が必要ということになって。東京では障がいのある人に対してタクシーチケットの配布がしっかりとあり、移動も賄えていたんですが、こちらの制度としてはそれが少ないんです。それで車の購入ということになりました。ただ、車があって、大分の魅力をより深く知ることにもつながっています。車で1時間も移動すれば、自然のアクティビティがたくさんありますから。東京では考えられないことですよ。 皓亮:それと、面白い体験をさせてくれる人がいっぱいいるんですよね。それが無限にある感じ。 瑶子:困ったことではないですが、こどもたちが(小猿のように!?)元気すぎるようになったこと!(笑) 皓亮:移住はこどもにもいいとは思っていたんです。もともと元気が有り余っていたんですけど、それがもっとのびのびして。ちょっと元気すぎ!
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