大分県に移り住んだ先輩に聞く(3)~移住でウェルビーイング「移住は自分たちの暮らしをより良くするためのアクション」
みんな優しい、それが心地よくて…
移住に向け動き出すお二人。自分たちの考える生活スタイルに合う場所を探すため、前もって数回大分を訪れ、候補地を見て回った。 瑶子:まずは私がこどもを二人連れて2回ほど来ました。その後、夫と私が別々に1回ずつ。県内いくつかのエリアを見て歩きました。コロナ禍での移住先探しで、子連れで見て回るわけです。当時のことを考えると、東京から人がやってくるというのはどうなのかなぁ……という思いもありましたが、みなさんほんとうに優しく接していただき、それがすごく心地よかったんです。
大分に来て人生が変わった
さまざまな条件を踏まえながら、リスクになることをできる限り排除した環境探しの中で大分市を選んだお二人に訪れるさまざまな変革。 皓亮:妻は大分に来て本当に人生が変わったんですよ。 瑶子:東京で暮らしている頃から、子育ての母親たちとのコミュニティをつくりたかったんです。でも自分自身もフワフワしていて、余裕がなかったというか。それが大分に来てから大きく変わったんです。安定したというか、生活が満たされているのがわかるんです。その分、他者への気持ちに余裕が出てきて。シャンパンタワーの法則とでも言えるのかと。とにかく大分にいるだけでエネルギーをもらっている感じ。それと、東京にいた時にはなかった安心感のようなものを実感しています。コロナ禍を経て、昨今のさまざま災害を見ても東京で暮らしを守ることは難しいなぁと。でも大分であれば他者との繋がりや助け合いがあるんです。それも安定の要因になっているかもしれないですね。
自分のアクションが市政に届く
そんな瑶子さんの活動は多岐に渡り、コミュニティづくりにますますパワーも。 瑶子:東京にいる頃に抱っこでダンスという活動を始めたんです。赤ちゃんを抱っこしながらお母さんたちのリフレッシュのために体を動かそうという取り組み。互いの交流も兼ねて。抱っこ紐の講師とかもやっていました。そうした活動をもとに、大分へ来てからはよりアクティブに動いています。今日は大分市街で政治カフェという座談会がありました。月1回開催で、子育て世代が政治にもっと参加しやすくすることを目的に立ち上げた集まりです。大分市議の方とともに活動しています。自分のアクションが市政にちゃんと届く、変化があることを実感してもらいたいと思っています。
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