「お手本となる人がいない職場」で自信を持つコツ…ロールモデルを見つけ成功への道筋を明確にする
このプロセスを通じて、自分の個性を維持しつつ、徐々に独自の方法を確立すると、自信の向上につながります。 ■事例 入社3年目のビジネスパーソン 1. ロールモデルを見つける 自社の中で尊敬する上司をロールモデルにします。 2. 自分が取り入れたいところ このビジネスパーソンは、特に上司の時間管理のスキル、プレゼンテーション(プレゼン)の技術、リーダーシップのスタイルを学びたいと考えています。 ・時間管理のスキル
上司がどのように時間を効率的に管理しているのか、使用しているツールや方法を詳しく観察します。 ・プレゼンの技術 上司のプレゼンのスタイル、使用するスライドのデザイン、構成、視覚資料の利用方法、聴衆とのやりとりを学びます。 ・リーダーシップのスタイル 上司がチームメンバーにどのように毎日声をかけ、コミュニケーションを取っているか、またチームをどのように導き(動機付け)、問題解決を促進しているかを観察します。
3. 取り入れたい要素を具体的なプランにする ・時間管理 上司が使用しているスケジューリングツールを自分の仕事に導入し、タスクの優先順位付けと時間配分を学びます。実際に自分の日常のスケジュールにこれを適用してみます。 ・プレゼン 上司のプレゼンスタイルを模倣し、次の自分のプレゼンでこれを試みます。その後、上司に具体的なフィードバックを求めてさらに改善を図ります。 ・リーダーシップ 自分が担当するプロジェクトやミーティングで上司のリーダーシップスタイルを取り入れてみます。チームメンバーからのフィードバックを受けて、これを自分のスタイルに織り交ぜていきます。
このようにプランを実行することで、ロールモデルから学んだ具体的なスキルやスタイルを自分のものにし、実際に職場でこれらを生かして成功体験を積むことが、自信と自己効力感を高めていくのです。 ■注意点&気を付けたいこと ロールモデルのやり方を実践するとき、彼らと自分を比較して、スキルの差や出来具合、成果の違いに落胆することもあるかもしれません。しかし、重要なのは自分自身の進歩と成長に焦点を当てることです。