SF世界が現実に!? 高出力レーザー砲搭載の米軍艦 ついに日本へ
ドローンだけでなくミサイルの撃墜にも
アメリカ海軍は2024年10月15日、ミサイル駆逐艦「プレブル」が神奈川県の横須賀基地に入港し、第7艦隊所属として前方配備についたと発表しました。 【画像】これが世界初搭載の高出力レーザー兵器です 「プレブル」は、アーレイバーク級駆逐艦の38番艦で、いわゆるイージス艦と呼ばれる対空戦闘能力に秀でた軍艦です。また、同艦は「HELIOS」という高出力レーザー兵器システムを搭載しているのも特徴です。 「HELIOS」は「High Energy Laser with Integrated Optical-dazzler and Surveillance」の略で、照射することでドローンを含むUAV(無人航空機)やミサイル、USV(無人水上艇)などを破壊・無力化することが可能であるほか、一部報道によると対艦ミサイルや巡航ミサイルの撃墜にも使えるといいます。 「HELIOS」は艦橋前部の1段高くなった場所、姉妹艦であれば20mmバルカン砲がある場所に設置されています。 「プレブル」はアメリカ海軍において最初に「HELIOS」を搭載した艦で、当然、海上自衛隊の自衛艦などにも搭載されていない装備のため、日本で見られる艦船では初のシステムといえるでしょう。 また、「プレブル」と入れ替わる形で、今後、同型艦の「ベンフォールド」が離日する予定です。なお、「ベンフォールド」の出港時期は現在のところ未定です。
乗りものニュース編集部