全米メディアは大谷翔平の23、24号を含む7本塁打でも勝てないエ軍の不名誉記録を嘆く…NY紙は大谷をトレード放出しなかった戦略を批判
ニューヨークポスト紙は「ライバルチームの上級幹部が大谷のトレード戦略を疑問視した…『2度と戻ってこない』」との見出しを取り、大谷のトレード封印を批判した。 「大谷のトレードは全くチャンスがなかった。エンゼルスのオーナー、アート・モレノ氏はオファーに耳を傾けることさえしたくなく、そのため話し合いはほぼ実現しなかった」 大谷には12球団からトレード打診があったが、モレノ氏は球団フロントに「トラウトとアンソニー・レンドンが故障で出場していない間に大谷をトレードすることはできない」と指示したという。同紙は「エンゼルスにはチームとしてリセットが必要」と指摘。 トラウトには、全球団へのトレード拒否条項があり、故障続きのレンドンをトレードで欲しがる球団がない状況では、大谷のトレードでチームを再建するしか手立てがなく、ライバル球団の上級幹部の1人は、同紙の取材に「大谷は(フリーエージェント権利を得るまでの)14カ月以内にエンゼルスを出ていくだろう。彼が1度出ていけば、もう2度とチームに戻ってこないだろう」と今後の見通しを断言したという。 その上で「大谷は明言を避けているが、人々は彼が勝利を欲していると思っている。モレノ氏が、ぜいたく税を払うことを渋っていることに加え、トラウトの契約、肥大化したレンドンとの契約や、大谷が手にしようとしている500万ドル(約6億8000万円)からおそらく3500万ドル(約47億3000万円)への歴史的な昇給を組み合わせると、チームがすぐに勝利を収めることがとても難しいものになっている」とエンゼルスが今オフ以降に大谷をトレード放出せざるを得ない状況にあると指摘した。大谷は9日(日本時間10日)の敵地でのアスレチックス戦に先発予定だ。