女子プロレス界からもダメ!性的画像撮影に対策の動き 傷つく選手と観客守りたい
試合にも影響 ショック受け傷つく若い選手たち
発表された書面を読むと、同団体としては「これらの人物の行為は、撮影の対象とされた選手の人格権を侵害するものです」と捉えており、「これにより選手は現に、著しい精神的苦痛を受けています。試合に出場すると再び同様の行為の対象にされるのではないかと不安に感じ、安心して試合に臨むことが困難な状況に陥っています」と、窮状をうったえている。 「このままでは試合にも影響が出ます。とくに10代の若い選手たちは、たまったもんじゃない。いい悪いは別にして大人になればショービジネスだからと割り切れる感覚も多少持てるかもしれませんが、若い子たちの傷つき方は尋常じゃないです。あまりの無遠慮さに怖がっちゃっているんです。ファンの方々が撮った写真を楽しみにSNSを見て、そうした写真があることに大きなショックを受けて『なんでこれアカウントがバン(停止)されないの?』って。ファンの方も団体やSNS側に通報してくれたりしているのですが、これから入ってくる選手たちのためにも我々フロントがしっかりと安心してプロレスできる環境をつくらなければと思うのです」(不破氏)
弁護士等専門家に相談し必要な措置も
こうした状況を踏まえ、選手の人格的利益の保護を徹底するため同団体は以下のような対策を取るとしている。 1=弊社主催の興行中に選手(弊社所属の選手のみならず、他団体の選手も含みます)の性的な部分を強調する静止画や動画を撮影すること及び撮影した静止画や動画を他人に公表すること 2=弊社所属選手が他団体主催の興行に参加した際に、弊社所属選手の性的な部分を強調する静止画や動画を撮影すること及び撮影した静止画や動画を他人に公表すること 上記いずれも禁止するとともに、違反行為や中傷コメント等を確認したときは削除のお願いをするといい、「対応いただけない場合や、ご対応いただけたとしても同様の行為を繰り返す場合は、弁護士等専門家に相談のうえ、民事訴訟の提起や刑事告訴等を含む、被害回復のために必要な措置をとることとします」としている。