【ヨーグルト・乳酸菌飲料市場2021】免疫・コロナ太り…新常態ニーズで活発に
2020年度は、コロナ禍で高まる健康需要を背景に、ヨーグルト・乳酸菌飲料市場は久しぶりに活発な動きを見せた1年となった。感染予防の自己管理ニーズから、両カテゴリーの持つ健康感が注目され、「免疫」がトレンド化する中で新たなユーザー獲得や、既存顧客の深耕が進み、これまで一服感のあった機能性市場は激しい動きを見せた。ただし、感染への危機意識がピークに達した上期と比較し、下期はトーンダウン。特に2021年1~3月は前年の裏年にも当たり、中でも機能性市場は明暗が分かれた。起伏の激しい1年を経て、健康を志向する消費者の裾野が広がり、両カテゴリーともに価値理解が進んだことも事実だ。2021年度は、拡大基調にある市場のステージアップが正念場を迎えそうだ。
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日本食糧新聞社