「世界中のオタクの夢」 豪出身YouTuberが“サムライ”修行に挑戦 刀や侍への理解深まる体験に海外からも反響
刀で切られると、痛くない?
もう一振り、短刀を作った刀鍛冶のお兄さんが作ったという刀を抜いてもらうと、「目がキラキラしてる」と指摘されるほどわくわくした表情になったアニメマンさん。刀についている紐は下緒といい、現代では袴に付けて刀が抜けないようにするものですが、昔は便利紐として罪人を縛るために使ったりもしていたそうです。 それから藁斬り抜刀斎さんが普段メインで使っているという刀も持ってみると「重!」とびっくりするアニメマンさん。「怖かっただろうねえ。実際にこんなものを持って襲われるっていうのは」と正直な感想を述べると、藁斬り抜刀斎さんからは「でも、刀で切ると、痛くないんですよ」と驚きの回答が。過去に2度、間違って自身を斬ってしまった経験を語り、「わかんないんですよ、最初、切れたのが」と振り返ります。道場が血だらけだったことで自身の状況に気が付いて病院へ行き、10針も縫ったそうです。
チャンバラごっこでこてんぱんに
対談が終わると、いよいよ実践に入るアニメマンさん。道着に着替え、まずは皮で巻いた竹を刀に模してチャンバラごっこに誘われます。「私をぶっ殺すという感じで」とニコニコと告げる藁斬り抜刀斎さんに挑んだジョージさんは、実戦だったら大変なことになっていただろうというほど、こてんぱんにやられてしまいました。 それから、今度は模擬刀を持って、刀を鞘から抜く練習と納める練習へ。難しいのは納める方だとのことで、指を刀身の近くに置くため少しためらってしまったアニメマンさん。「まだ模擬刀だから大丈夫だけど、これを真剣でやるの怖すぎるな」と述べつつ、きちんとやり遂げてしまいました。 続いて、足を真横に開いて腰を落とすと同時に刀をおろす「真っ向斬り」。斜めに切り下ろす「袈裟斬り」や、下から上に切り上げる「逆袈裟斬り」、斬ったあと刀についた血を振り払う「血振り」を習っていきます。初めて挑戦するアニメマンさんの表情は、緊張しながらもとても真剣。練習を重ね、「血振り」をして「刀を納める」という流れの動作をやってのけました。アニメマンさん、とてもうれしそう!