「なんとなく将来が不安」をなくすために、「40字以内で言語化」が必要といえる納得の理由
「ジャーナリング」や「モーニングノート」など、思考を文字化することで悩みを消したり、やるべきことを明確にしたり――。自分の心に従った幸福な人生を送るためのメソッドが流行しています。 香川や高知には行かないでくださいというメッセージに…四国の観光PRが抱える問題点 思考を書き出し、文字にしていくことで「思考が見える化」し、頭もスッキリするのでおすすめです。 【有名企業がこぞって取り入れる、「問題を発見する」ための技術がやっぱりスゴかった】に引き続き、大手・有名企業へ問題発見の研修を行なう戦略コンサルタントで、新刊『いちばんわかりやすい問題発見の授業』を上梓したツノダフミコ氏が、「思考を見える化」する方法とそのメリットについて語ります。
頭の中のモヤモヤを言語化していく
頭の中にあるモヤモヤやアレコレは、そのままの状態では頭の中にしかありません。当たり前のことではありますが、誰にも見えません。そして、もちろん自分にも見えない状態です。 見えない状態だからこそ、「どこから手をつければいいのか」「今、自分は何をどう考えていたのか」などと自分自身が自分の頭の中で迷子になってしまいます。なんの手がかりもない暗闇や濃霧の中にいるのと同じです。 だからこそ、まずは見える状態にしていきましょう。最近ではジャーナリングやモーニングノートなどが注目されていますが、「書き出していく」「文字にしていく」という作業は頭をスッキリした状態にしてくれます。 思考を文字にすることにはたくさんのメリットがあります。 ●頭の中にあるモヤモヤやアレコレなど、心配や悩みが明確になる ●自分は何をやりたいのか、何をやるべきかが見えてくる ●自分の心に正直に、幸福度の高い人生を歩める 思考を紙に書き出し、見える化する作業を行なうだけで、自然と頭の中がクリアになっていきます。気づきを得る人も多いものです。そのくらい「文字にする」という効果は大きいのです。
思考を文字化するコツ
ではさっそく、自分が決めたテーマに沿って、思いや考えを頭の中から取り出し、棚卸ししていきましょう。白い紙に、モヤモヤなどなんでもいいので書き出していきます。 思考の文字化のコツは以下の通りです。 「ワンメッセージで書く」 「40文字以内で書く」 「主語を書く」 「体言止めにしない」 「『〇〇(な)ので』『〇〇(だ)から』『〇〇(の)ため』という文章はNG」 「質よりも量重視で書いていく」 それでは、ひとつずつ解説していきます。