【銀行窓口問題】「昼休みしか行けないのに銀行も昼休みだと!」多忙なママが「金融機関」に激ギレしたワケ
昼休みは1時間。
近頃、ネット銀行やインターネットバンキングの台頭が目覚ましい。従来の銀行のように営業時間に限りがないため、ユーザーは24時間都合の良いタイミングで利用することができ、不具合さえなければ、利便性の高さでは従来型とは比較にならない。 この記事の他の画像を見る 危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、最近の銀行の動向についてこう話す。 「従来型では、振込手数料を1000円近く取る銀行もあるなか、ネット銀行は手数料の安さなどサービス面でも評価されています。ただでさえ低金利時代で儲けの減った銀行が、安い手数料で個人のちょっとした振込みに精を出していてもコストが増えるだけ。 最近では銀行や郵便局でも昼休み導入を実施・検討する店舗が多いですよね。営業時間を短くしたり手数料を値上げしたりするのもやむを得ない、といったところなのでしょうが、ユーザー側がまともにそれにつき合っていては不便な上に手数料が嵩んで仕方ありません。 取引先への決済をクレジットカードに変更している業者さんが増えているのも頷けますよね」 今回は、金融機関に対する強い不満があるという地方在住の女性に取材。仕事と育児の両立で、ただでさえ日頃からストレスを感じる場面が多いのに…とお怒りである。 「今年の春、うちの上の娘が小学校に入学したんです。それで、毎月の『学費』の引き落としに使う口座を知らせてほしいという通知が小学校から届いたんですね」 こう話すのは39歳の寺下みなみさん(仮名)。義父の代からの家業である自動車整備会社で、夫の右腕として事務の仕事をしているという。ちなみに学費とは、ドリルなどの補助教材費や実験・実習にかかる費用等の総称だ。 「お知らせとカーボン式の申し込み書が届いたので、引き落とし口座などを記入して提出したんです」 すると、その書類を受け取った小学校の教務主任から慌てた様子で電話がかかってきた。 「『プリントでお知らせしたのですが…』と、私がお知らせプリントの中のある一文を見落としていたことを指摘されました。うちの子の小学校は、学費の引き落としに使う金融機関を指定しているとのことだったんです」 届いた用紙に、日ごろ使っている銀行口座の情報を誤って記入してしまっていたみなみさん。書き直しを求められたが、指定された金融機関には口座を持っていなかった。 「申し訳ないですが、学区内にも支店がある金融機関なので口座を作ってきてほしい、と教務主任の先生に頼まれました。仕方がないので、それに従うことにしたんです」 学校指定の金融機関は、確かに住んでいる学区内に支店を構えているが、みなみさんにとっては同じ金融機関でも、職場から行きやすい支店で口座を作った方が何かと便利だった。 「電話がかかってきたのは夕方でした。その金融機関では、オンラインでの口座開設には最低2週間かかると書いてあり、とても待てないと思って…。で、次の日、職場から行きやすい方の支店に行って口座を作ることにしたんです」 そして翌日、立て込んでいた事務仕事に何とかケリをつけ、整備工場の従業員が昼休みを取る12時少し前に例の金融機関に出向いた。
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